青苦死見たままブルーシート

青空集会ブルーシートのオフレポです。*1


堀と石積みにぃ〜囲ぉまれてぇ〜静かにぃ〜左翼るぅブルー・ブルー・ブルーシートー♪というのが、今回のテーマ曲でした(うそ)


接触

前の日に近所の和菓子屋で買った「松露」*2を持って、ふらふらと家を出る。太陽がまるで自分の存在を否定するかのように輝く。まぶしい(いろんな意味で)。


なんだかんだで2時に大阪城着。


「相変わらずキタネエ町だぜ大阪はよ。[滅べばいいのに]」
という、サワヤカな独り言もそこそこに、大阪城南側のいかにも整備された公園らしい公園地区へ初めて足を踏み入れる。
そこはまるで寒色のパラダイス。「青い(テントの)森へようこそ」!!
そして当然のごとく迷う。
だいたい、「森の中」って集合場所がアバウトすぎるんだよ!!(どーん)
テキ屋っぽい太鼓集団を心身ともにかわしつつ、メールでそれとなく主催者を呼びつける迷子の保護を期待する。



あ やせいの id:nopikoがとびだしてきた
いけ umeten
umetenのあいさつ
ミス!コミュニケーションのうりょくがふそくしている!



そんな感じでなんとか接触に成功する。
そして真の集合場所へと移動中、本日の企画のあいまいさ加減のいかなるものかをその場はじめてで知らされる。
曰く、「太陽カフェ」のオーナーと合同主催になっているとのこと。
太陽カフェといえばあれじゃないですか。
アングラ大阪偏屈魔窟日陰路地裏灯台下暗しカフェじゃないですか。
かつて入り口前2メートルまで近づいて引き返したあの太陽カフェじゃないですか。
てゆーかそうなったら、もうはてなオフじゃないよなぁとか、むしろmixiオフじゃないのかとかさまざまなことを考える間もなく、現地入り。


ブルーシートの妖精編

現地入りしたところ、ベンチに男性と女性が一人ずつ。
そしてその男性こそ、ブルーシートのあるところ常に現れる「ブルーシートの妖精」ことid:another、その人であった。
てっきり初対面だと思っていたのだが、実は非モテオフ@id:Masao_hate主催のときに会っていたらしい。
「一度会った顔を覚えないなど礼儀知らずにも程があります。あなたには失望しました。」だの面と向かって散々痛烈にdisられる。*3さすが古参はてなーは伊達じゃない。
そして、この時点でまだ主催者含めて4人しかいない。
さらに見たところ、それっぽい量のお茶の類が見当たらない上に、「後で買出しに行く」などというオフ会進行上きわめて問題のあるように思える発言までが飛び出す。
このあたりで、こころのファイティングコンピューターにおいて、「氷の精神(非モテマインド)」を「のどか+はれやか+常春日和=ブルーシート」に上書き変換を「インプット完了!」させたことは、実に我ながら好判断であった。


発動編

そこからしばらくして、太陽カフェの渡辺さんが来たあたりでようやくなんとなく開始の模様に。


集まったのは大体こんな感じ。
はてなー3人、太陽@渡辺さん、太陽@桜田、太陽@よだかさん*4、学生・男3女3、子供連れ主婦の人、子供連れご夫婦
たぶんこれくらいだったはず。いや、たぶん。
総勢、2歳児とか4歳児を入れて20人弱。
もう一度言おう。
「これなんてカオス?」


ぼちぼちと各自持参のシート&新聞紙(!)を敷きはじめる。
そのあまりのちまちまとした様子に一同、厳密な意味でのブルーシートの偉大さを思い知る。
まあ見渡せば、「周囲には一杯あった」んですがね。
さすがに「野生のブルーシートを収穫する」なんてあじまひでおばりな所業は出来ず。


そして、本日のお題が(あったんかい)が発表され、以降「共謀せよ!」を合言葉に、なんについて共謀するかについて共謀するというメタ共謀にいそしむ。
なお、ここで「SATSUGAIせよ!」とボケと煽りをかねて突っ込んでみたが誰も反応せず。
アウェー確定。


そういうほぼアウェーな状況であるにもかかわらず、周囲の一般人置いてけぼりにしてanotherさんnopikoさんとはてな話やコミケ話でくねくねする。
一般社会におけるはてなの印象および、実質的なはてなダイアリーの社会的地位を低下させたことは確かであろう。
これにより、「id:〜id:〜ゆーけど普通はハンドルネーム○○って言うんだよな」ということを改めて認識しなおさなければならないほど、自分のネット観がはてなによって歪められていることを実感したほか、kanoseさんの後頭部の件について善後策を真剣に議論する。


そしていきなりそれとなくというかあからさまに不審なタイミングで『奇刊クリルタイ』を投下。
なんと、anotherさんがコミケに来ていながら買っていなかったことが判明。
人としてありえない行為。でも他人としてはありえる範囲。
持参した2冊は即完売。*5
ネット社会の吹き溜まりこと、はてなダイアリーの中に潜むさらなる暗部、非モテのおぞましい姿をさわやかな秋晴れの下にまざまざと見せ付けるという暴挙に出る。
痛々しい笑いを引き起こしていた気がするが、ここは素直に「ウケた」のだと信じたい。
信じたいところ。*6


その辺で渡辺さんが宗教研究の講師をされてると判明。
おや私の守備範囲じゃないですか、ということで、宗教研究における研究対象の権威に基づいたヒエラルキー構造に対する嘆きや、クライストオブチャーチにから強引な勧誘を受けたのがきっかけで自己防衛としてカルトの何たるかを調べたという女性がいたりして、日本とか韓国系の新興宗教についてひとくさりもりあがる。


とかなんとかこの間、電話がかかるたびに渡辺さんがニューカマー迷子を回収しに行く。
やっぱ、この集合場所は失敗なんじゃないのか。
目印が「森の中」て……アバウトにも程がある。
そして、森の中は蚊があまりに多いので芝生に向かって移動。
この時点ですでに一時間経過。これがブルーシートクオリティ。
店とかとってたらありえないタイムロスな気がしたが、控えめな態度に終始する。


なんか15分くらいの移動の末、カナンの地=定住場所を発見。


左曲がりのダンディー

着いた先では、早々に左翼雑誌『インパクション』の(不良在庫処分)即売会が開催されるその横で、トランプの大富豪大会が始まるという、これまたカオスっぷりが現れたりした。


まさに「「革命」という単語がなごやかに飛び交う様を眺めてほくそえむ左翼の図」(渡辺談)


なんというかメタ左翼な僕からして、実際に「活動」をするようなタイプの左翼の人と会ったのは初めてのことで、大学一回生デスカソウデスカという驚きのこころ白さ(?)に出会ったりもしたが、極力、汚れちまった自分のこころを振り返ったりはしないことにした。


この辺りで話したこと。
id:hotsumaさんと、シロクマさんの噂話とか。
桜田さんと、チャート式の卑劣さについて数学畑のからお墨付きをもらい、久しぶりに、数研出版はつぶれていいよ、という正義の怒りが再燃したり。
・nopikoさんと、はてなのダメさ加減について。「ネット上で発言している人はみんな実年齢よりも年上に見られる傾向がある」という話とか。
・anotherさんと、はてながいかにギークパワーが核であるかについて。
・よだかさんと、ほぼ終わり間近のタイミングで挨拶。われながら[これはひどい]
・渡辺さんと、不安定労働者としての研究職とか、「研究すること」についてとか、宗教学?っぽい話とか。
・幸い、松露はそれとなくオススメしたところ御好評のうちに売り切れた模様。


なんだかんだで6時くらいまでたむろってた。何気に体感時限までギリギリのタイミング。


いろいろ話したけどまあ一言でいうと、








「!!!共産主義万歳!!!」オルグられたらしい)








えー、
さまざまの販売攻勢の結果、その雑誌『インパクション』は見事、一冊も売れていなかったのだが、『インパクション』は『クリルタイ』とは違って「一般書店でも売られている由緒正しいまともな雑誌」なので、皆さん買ってあげて下さい。*7

*1:どーでもいーけどあんな失敗作がよくもアニメ化までされたよな。>ブルーシード>>>タイトルの元ネタです念のため

*2:しょうろ:小豆を砂糖で包み固めたもの

*3:あんな混沌とした状況で覚えられないという弁明はなんとか受けれいれていただいた。

*4:「なぜか」呼吸するように彼女が出来る謎の人

*5:なお、お支払いいただいた代金は帰りの交通費に消えました。

*6:あれ……涙が出ちゃう

*7:僕は先のコミケにおいて革命的決断力を発揮して「実用書」に投資を繰り返したので活動費が足りません