「毎日が投票日」 〜2009衆院選〜


実際問題、期日前投票の方が空いているし、スムーズだし、せかされずに投票できるのでオススメ。

期日前投票」は、総選挙の公示の翌日から可能になる。以前の不在者投票の制度では、条件が厳しくて投票に至るまでの手数に時間がかかったが、現在は大変に簡素になっている。詳しくは総務省のhpを御覧頂きたいが、期日前投票にかかる時間は投票日のそれとほとんど変わらないし、仕事や買い物のついでに便利な「期日前投票所」で可能となる。公示の翌日から、投票日の前日まで午前8時30分から午後8時までが期日前投票が可能な時間だ。8月19日から29日までの11日間が期日前投票が出来る期間で、30日が投票日ということになる。

 近々の東京都議会議員選挙でも、期日前投票の比率が高かった。報道関係者の話によると、最近の傾向としては、期日前投票がほぼ選挙結果と相似した結果が出るそうだ。従って、各社とも「中盤の情勢」などをはじき出す時に独自調査の一環で期日前投票の状況に注目している。従って、30日の選挙結果に結びつく有権者の動向は、8月19日から始まる期日前投票でスタートすると言っていい。

 しかも、今回は真夏の総選挙だ。夏休み最後の日曜日には帰省や旅行やレジャー、買い物などで遠出をする人も多いだろう。政治に関心はあったのに、ついつい投票の機会を逸してしまった……ということがないように、期日前投票を活用するように積極的に呼びかけていきたい。


「毎日が投票日」 期日前投票活用のススメ (コピペ歓迎) - 保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/3e5401ff726621a898666031849b3c90

 まず年代別の投票率をざっと確認する。20代前半は32.82%、20代後半は38.93%と、ほぼ3分の1しか投票していない。30代前半は46.02%、30代後半は52.06%でほぼ半数。60代は実に4分の3が投票している。70代もそれに近く、50代も7割近くが投票している。


算出した各年代の「投票者数」対「棄権者数」を列挙すると、以下のようになる(いずれも概数)。

20-24歳=220万 対 450万
25-29歳=290万 対 454万
30-34歳=404万 対 474万
35-39歳=460万 対 424万
40-44歳=459万 対 331万
45-49歳=502万 対 291万
50-54歳=569万 対 269万
55-59歳=751万 対 315万
60-64歳=615万 対 209万
65-69歳=601万 対 172万
70-74歳=541万 対 174万
75-79歳=434万 対 174万
80歳以上=393万 対 395万

 つまり20代と30代が棄権している票数の合計は約1803万票、60代と70代が棄権している票数の合計は約729万票。純粋な有権者数では、20代と30代の全票数は3177万票、60代と70代の全票数は2920万票。本当は20〜30代の方が持っている票数自体は多いんだよ。


 20代と30代が棄てている約1800万票は、全有権者数の17%に当たる。普通に一つの勢力を形成できる数だ。また、20代の親は40〜50代であり、30代の親は50〜60代。自分の子の世代を顧みない親は決して多くない。親世代を味方につける問題設定を考えることが正しい方向性で、そうすれば多数派を取ることさえ不可能ではないはず。単純な世代間闘争という枠組みは、あまり生産的とは思えない。

 顰蹙を買うのを承知でいうが、選挙権という当然の権利の行使すらしない(できない)人たちが、それ以外の何か画期的な(革命的な?)手段で世の中を変えるなんてことは、ほとんど夢想ないし妄想だと思う。


若年層の政治参加 - 夜明けまで3時間
http://blog.goo.ne.jp/tristan_tristan/e/e4358e108ad66fa09d4245066ce087ff

白票と棄権票は同じ

白票と棄権票は与野党に平等に無効なわけではありません。白票と棄権票は与党の味方です。
野球で首位打者に取って四球は大事なものです。首位打者を狙うには、”打数に数えない四球を喜んでもらいなさい。そして打てる球を大事に打ちなさい。”と言われます。
プロ野球のリーグ戦では、首位チームにとって引き分けは勝ちと同じです。
選挙も同じで有効投票にならない白票、棄権票は引き分けであり、与党にとって白票、棄権票は勝ちと同じです。



白票、棄権票が増えると与党は楽になる

100万人のうち、だれも棄権しないなら、半数の50万人を確保しないと与党になれない。選挙運動で50万人を説得しないといけない。


100万人のうち、半数が棄権するなら、残り50万のうちの半分の25万人を確保すれば与党になれます。与党はこの25万人に利益をばらまいていれば政権を確保できます。100万人から1万円ずつ集めた税金を、4万円ずつこの25万人に分配します。これで政権は安泰。


そして、100万人のうち、90%が棄権するなら、残り10万のうちの半分の5万人を確保すれば与党になれます。与党はこの5万人に利益をばらまいていれば政権を確保できます。100万人から税金を集めて5万人のためだけに税金を使う。100万人から1万円ずつ集めた税金を、20万円ずつ5万人に分配します。これで政権は安泰。以前より癒着度は5倍になり、ますます安泰です。


野党は政権がないので国家予算を自由にできないため、この5万人を味方につけることができない。よって、いつまで経っても野党は野党のまま。
与党はこの5万人だけに選挙運動すればいい。5万人に都合の良い公約を建てればよい。
つまり、白票、棄権票を増やして有効投票数を減らし、土俵を小さくしたほうが、与党にとって守備しやすいのです。



白票と不買運動の違い
不買運動のような投票棄権運動は、政治家に対してプレッシャーを与えるでしょうか。投票棄権運動は政治家に対して抗議行動になるでしょうか。
不買運動、例えば車を買わないとすれば、自動車業界全体で年間一千万台の売上が一万台になれば、車産業は苦しみます。社員の賃金も下がります。
しかし選挙で白票を投じたとしても代議士の給与が下がるわけでもない。白票は痛くもかゆくもない。一億人の有効投票が一万人に減っても、その一万人の中で最多数を獲得すれば当選できる。有効投票数に関係無く、当選した代議士の給料は同じ。
逆に有効投票数が少ないほど、選挙運動の守備範囲が小さくなって選挙活動が楽になります。利益誘導しなければならない有権者が減って楽になります。そして組織票が強くなります。組織票を握っている政治家にとっては、投票棄権者が増えた方が得です。
だから不買運動のような投票棄権運動は、政治家に対してプレッシャーを与えません、意味がありません。



白票は無いものねだり
選挙で白票を投票する有権者は、全ての候補者に不満だから白票を出すのでしょう。
理想があるのだが、それに見合う候補者がいない。では、その理想を持つ当人がなぜ立候補しない? 
他人には不満だが自分はやりたくない。それは無いものねだりです。
自分が立候補しないなら、今出ている候補者の中で少しでもましな人を投票すべきです。



白票を尊ぶ風潮
[白票は有権者から全ての政党に発せられる警告である。政治家は反省しなければならない。]
こんなキャッチフレーズを聞いたことはありませんか。
無関心党はこのキャッチフレーズを国民に浸透させて、白票を尊ぶ風潮を作り上げてきました。
でも、実際は白票は「全ての政党に発せられる警告」にはなりません。むしろ与党の味方です。
以前、自民党の森首相は「有権者は寝ていてくれた方がいい」と発言しました。
自由党小沢一郎は2002年の参統一補選の結果について「あと5%投票率が上がったら、全部勝てたのではないか」と述 べ、低投票率が野党側の補選敗北の原因と発言しました。  
つまり、棄権や白票は与党を助けることになります。
棄権や白票は政治家全てに平等に抗議するものではありません。



無関心党
http://www.hirake.org/mukan/conept/hakuhyou/hakuhyou.htm