訳のわからない退屈さとつまらなさ
今日も取り立てて言うべきことは何もない。
改まっていうような出来事も何も起こってはいない。
日々の一挙手一投足が、心と頭を沈ませていく。
病院へ行け?ああ行ったさ。
薬を飲め?ああ飲んださ。
それでいったい何がどう変わったって?変わるはずだったって?
小学生時分の口癖がまたどもりどもり口をつく。
「どうせ、どうせ、どうせ、どうせ」
どうしろってんだ。
誰が俺に向かって何をどうしろってんだ。
もうこうなったら有り金全部はたいてスッカラカンになって練炭自殺でもするか。
もはや訳がわからん。
何もしないことが、何もしないことこそが、「自分らしさ」なのだとしたら?
それが原因で煉獄の苦しみを味わうなんてことがあり得るのか。
そうか、あるのか。それが、いまここに。
退屈だ。
誰か何かさっさと次の「ビッグイベント」でも鑑賞させてくれよ。
大震災でも大噴火でも大爆発でも。
何でもかまわないよ?
ただの一時、自分が他人事感から解放され、悪意の代弁者になれるというのであれば。
静かだ。
今日は雪が積もっていた。
そして明日は、自分がとうとう「若者」ではなくなる日だ。
いいだろう。ここまできたら、後はもう死ぬだけだ。