2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

森教授脳の恐怖

「ゲーム脳」とも思える異常行動を繰り返す運転手を乗務させた運行管理に問題があったとして、県警捜査本部は同日、業務上過失致死傷容疑で強制捜査に着手した。(中略) 「ゲーム脳の恐怖」の著書で知られる森昭雄・日大教授(脳神経科学)は高見運転士の行…

「現実肯定」社会の行方

内田樹氏のブログで、「現実肯定」社会への危惧が書かれているのを読んだとき、私は特別に驚きはしなかった。 なぜならそれは、私の言うところのサイレントテロと意を同じくするものだったからである。 違うとすれば、氏の文章にはさすがアカデミシャンとで…

幸福と不幸の境界

今の社会におけるそれは、端的に「考えるか否か」によって分かたれているといっても過言ではない。 考えないことこそが幸福であり、考えることは不幸なのだ。 よって、一般的で、善良な、「普通の人間」は、自ら考えることを率先して放棄していく。 それに年…

砂漠のWMDは尽きるとも、世にオカルトの種は尽きまじ

聖マラキの預言とか予定

小学校の新人教諭が教室で自殺・埼玉県越谷

19日午前9時半ごろ、埼玉県越谷市千間台西5の市立千間台小学校の図画工作室で、4年生担当の男性教諭(22)=同県幸手市=が首をつって死んでいるのを校長(55)が見つけ、119番した。越谷署は現場の状況から自殺とみて調べている。 教諭は県内の大学を今春卒…

異常な人間のまっとうな動機

奈良女児誘拐殺害事件・初公判のニュースが夕刊に載っていた。 「その異常さ残虐さはどこから生まれたのか。」 朝日新聞 夕刊 13面 女児誘拐殺害・初公判 と、「まっとうな人間」「普通の人間」がこう言う。 だが、その「異常さ」とは何だ? だが、その「残…

上海反日デモ関連

◆結局、「屈折したラブコール」なのか 屈折しすぎてて応える義務を感じないのですが…… 暴れているのは「お土産」欲しさ→そのお土産は「官僚が持ち逃げ」→日本外務省はそれを糊塗→でも、2008年北京オリンピックと2010年上海万博は成功させたい→最初に戻る つ…

私にとっての「オウム」とはどこにあるのか

地下鉄サリン事件から10年となった今年、 『私にとってオウムとは何だったのか』という本が出版された。3分の2が早川紀代秀氏の独白、残りが宗教学者の川村邦光氏の分析という構成の本である。 私にとってオウムとは何だったのかposted with amazlet at 10.0…

すごいよ!!苅谷さん

たとえば、現在の中国や韓国の人たちが、日本の教科書問題に対して、なぜあのような反応をするのか。彼らが自国の国定教科書で繰り返し教え込まれることで形成された、国定の「正しい」歴史観を持つことによって、あのような事態が生じている。そう考えれば…

「中国」というセカイ系

つまり、国際社会も国内的状況も、日本が軍国主義化し、植民地主義的な侵略を展開する客観的情勢にないということが冷静に考えれば誰にもあきらかであるにもかかわらず、中国の人々がなおそのような政治的オプションへの道を進む日本のすがたを想像すること…

母帰る

約10日ぶりに母が帰ってきた。 家出先とか、実家からではなく、カンボジアから。 やや久しぶりとはいえ、我が家ではこれは日常茶飯事である。 海外旅行へ行くことではなく、カンボジアへ行くことが、である。 この母は、実は自衛隊のPKOよりも先にカンボジア…

マンモスを見てきた

……大阪で。 はいスミマセン、まんだらけに行ってきました。一年以上ぶりに。*1 一年以上ぶりなだけあって、さすがにいろいろ変わっていた。 まず変わったのは、万引き防止のための手荷物預かりのロッカーがなくなっていた点だ。 というかそこが一番大きい変…

loveless umetenから、loveless zeroさんへの返信

umetenです。 度々、取り上げてくださり感謝しております。 おっしゃるように、「マイクロテロ」という概念*1の流布には、人を「マイクロテロ待望の時代」という危うい「終末待望社会」に陥らせる危険性があるという点は、無視できない点だと思います。それ…

ジキルニュースとハイドブログ

久しぶりにたまたま見たNEWS23で、なにやら興味深い特集が組まれていた。 テーマは、〜ブログはジャーナリズムを殺すのか?〜といったところである。 まず、その特集について説明すると、 ネタは、アメリカCBSのアンカーマン*1ダン・ラザー氏の引退を引き起…

結果

<マンガ大賞> 浦沢直樹・手塚治虫作『PLUTO(プルートウ)』(小学館) (c)浦沢直樹 スタジオナッツ/手塚プロダクション/長崎尚志/小学館 <新生賞> こうの史代『夕凪の街 桜の国』(双葉社) 原爆の悲劇を戦後の日常の中に静かに描き出した清新な…

手塚治虫文化賞 - 朝日新聞社から

「マンガ大賞」最終選考ノミネート作品 『水鏡綺譚』 近藤ようこ(青林工藝舎) 『団地ともお』 小田扉(小学館) 『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子(講談社) 『ヒストリエ』 岩明均(講談社) 『百鬼夜行抄』 今 市子(朝日ソノラマ) 『PLUTO(プルート…

ちょっと訂正

しました。 関連:とか、小見出しとかつけてそれっぽく。

キーワード作成:「サイレントテロ」「マイクロテロ」

いい加減、何か書くごとに自分の記事にリンク張るのもどうかなと思い、思い切ってはてなキーワード化してみた。 なにぶん初めて作ったので、加減がわかっていないところもあり、ほかに比べて少し長くなってしまったような気もする。 そのあたりのブラッシュ…

法王の評価と指輪の行方

さて、ややもすれば、世界中を飛び回って協議や紛争の調停に当たってきた、まさに「聖者の鑑」であったとして、語られて終わってしまう*1ヨハネパウロ2世であるが、 一方で、その晩年に顕著となった保守的な姿勢について批判の声も上がっている。 「法王は矛…

復活の日に備えて

さて、亡くなった法王の遺骸についてはこんな話もある。 ローマ法王 ローマ法王はミイラにされるって知ってました? なんでも、キリストが復活した際にお供するために(だったような)代々そうしているそうです。 92年に手術で摘出した腸は、既にミイラにし…

ファティマ第三の予言

「ファティマ」といえば「第三の予言」、と阿吽の呼吸で答えるべき、オカルト世界の基礎知識中の基礎知識である。 1917年に起きた奇跡によってもたらされた「聖母マリアの三つの予言」の内、その「三つ目の予言があまりにも衝撃的なもの」であったため秘密と…

漁夫の指輪とは

さて、このローマ法王死去のニュースに際して、キリスト教に無知な私が初めて聞いたのが、法王の権威の象徴である「漁夫の指輪」というものの存在だった。 「一つの指輪はすべてを統べる」といった、指輪物語の一句が思い出されなくもない。 さて、その由来…

第264代ローマ法王ヨハネ・パウロ2世死去

ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が死去 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)、バチカンの法王宮殿で死去した。四半世紀余にわたる在位中、他宗教と対話や和解を進め、世界の平和を訴えた。11億人近いカ…