【2005年4月】

キーワード作成:「サイレントテロ」「マイクロテロ」
このブログの中で引用または言及回数の多くなってきた「サイレントテロ」「マイクロテロ」の二語をはてなキーワード化。
後に、「マイクロテロ」の語を発案された方からも了承を得る。


ジキルニュースとハイドブログ
ひさしぶりにたまたま見たNEWS23で組まれていた、ブログはジャーナリズムを殺すのか?という特集についての感想記事。
「ジャーナリズムとは何か」というせっかくの問題提起が、「責任あるニュースメディアは、ジキル博士のように真剣に悩み、真摯に問題に取り組み、自問自答し、奮闘しているが、対して、無責任なブログは、ハイド氏のごとく感情に任せて攻撃的書き込みや、暴力的な発言に明け暮れている。」といったように、矮小化して終わってしまったというもの。
それにしても、NEWS23のキーワードで飛んでくる人が少なく、その影響力の低下をつくづく感じた。


「中国」というセカイ系
教科書検定問題や東シナ海ガス田採掘問題、竹島問題などをきっかけとした、中国での一大反日運動が展開される中、デモに参加する中国人のメンタリティーを「セカイ系」という切り口で考察したもの。
だが、ポイントは、「軍事独裁国家」といかにして付き合うのかという点にある。
その内、別の日付ででも「中二病」ともからめてリライトするかも。
マイクロテロ」の語を発案された方と、ほか一名の方からトラックバックをいただく。


「現実肯定」社会の行方
今をときめく「カリスマ扇動者(命名、umeten)」内田樹氏による、「現実肯定」社会への危機感を表した連続エントリ、「階層化=大衆社会の到来」と「ニーチェオルテガ 「貴族」と「市民」」へのトラックバック記事。
かの内田氏の見解は、先から私が言うところの「サイレントテロ」と意を同じくするものではないのか、というもの。

自由主義的競争がそれに参加すれば、否応なしに勝敗のレッテルを身につけざるを得なくなるのに対して、参加すること自体を無効化してしまえば、「勝ち」と判定されることもないが、「負け」と判定される、蔑視されることもなくなる。
そのことはさらに、「自分の価値を自分で認める」という、実に完成された「近代個人主義的なるもの」に近しいのではないか。

loveless zeroさんをはじめ、数名の方からコメント&リンク&トラックバック


森教授脳の恐怖
四日間で一万五千PV、さらにその後の二週間でまた一万五千PVを記録した、当ブログ始まって以来のお化けエントリ。
はてな内のTBだけで15を数え、リンクを張ったニュースサイトは数知れず(=数えてない、の意)。
知らないニュースサイトってまだまだいっぱいあるなあ、と思い知りました。
個人ニュースサイトってすごいのね、すごいのよ?
しかし書いた本人は、そこまで面白いこと書いたつもりはなかったりするのですが、それもこれもすべて森教授のおかげです。
みんな大好き森教授。>ある意味で
時々刻々とリンク先とPVが増えていく様は壮観の一言でありました。
これが「ゲーム脳」か。