「ひきこもり・ニート」BLOG選へのTB

Freezing Pointさんのプロジェクトへ再びのTB
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20050206#p3
「★どこまで参考にできるか分かりませんが、「このBLOG(記事)は取り上げるべきだ!」と思われるところを、メールや TrackBack にて、教えていただけませんでしょうか。」
ということですので、先回に続きプロジェクトに参加させてもらいます。
さしあたり、見つけたところではこのようなところでしょうか。

くらやみのスキャナー
■失業中だからこそニートをまもります宣言
http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20050126#p1
■1月26日のコメント欄への御返事
http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20050130#p1
経団連の陰謀?
http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20050202#p1

上記のやり取りは非常に緊迫感があり、また内容的にも今の問題点を広くカバーしているように思われます。主に経済的観点からの考察です。
「おやぢ」なる人の発言に見える、「現在の経済中核層の意識から、広い意味での社会改革への意識がまったく失われており、彼らの唯一の倫理は経済発展にしかない」という点が印象的です。
「奴隷と自由」というアナロジーを、「隷属と個人(自立)」ではなく「規律と混乱」だと捉えているあたり、この国にマルクス主義(そして、それが敗北し「悪」であるとされたこと)が刻み込んだ病理の深さに絶望します。
Demilog@はてなさん経由

伊藤剛のトカトントニズム
■「メンヘル」と「愛国」
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20050127
■「メンヘル」と「愛国」・つづき
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20050128

上記は、ひきこもりに対する論者のイデオロギー的な傾向への視点です。
精神的心理的観点からの考察です。
ここからは、もはやこの国に完全にイデオロギー的に相容れない世代間の溝が生まれているのではないかと思われます。
伊藤氏の「帰属感」に関する意見に、私は大いに同意します。
つまりひいては、こういった大枠の主義=イデオロギーに対する支持の強度が、世代間に、政治的にも経済的にも溝を生んでいるのではないかと思わされます。
つまり、一方の「おやぢ」的世代+「愛国」派の人々は、資本主義・自由主義に無条件で賛同し、社会主義・福祉主義を悪と断じる。また、国家や民族帰属を「自然」なものと捉え、それ以外の枠組みを許さないし、それに組しないことも許さない。
一方で、ひきこもり的NEET的フリーター的人々には、この「善への無条件の支持」「資本主義の無謬性」「社会への改善志向とは社会主義であり悪である」などということへの懐疑、疑念が、根本的なところにあるのではと思わされます。




以上簡単ですが、Freezing PointさんあてにTB送らせていただきます。
また、私の書いた昨日の記事(2/4付)もまた何かの参考になりますでしょうかどうでしょうか。



◆追加◆
ひきこもりについて考えるところ
http://d.hatena.ne.jp/about-h/
肝心要な、ひきこもり「当事者」の方によるブログです。