この国のかたち

 だ が 、 
たとえどんなに巨額の金が並んだ悪質な犯罪であろうと、
いや、絡んだ金が巨額であればあるほど、その懐にした金で、
結局のところ、三日とたたずに何食わぬ顔で表に出て来ることになるのだ。
それが資本主義。


「カネがあれば何でも買える」(堀江貴文


「自由」も「愛」も。「権利」も「権力」も。
それが真実。
そう、それがこの国の真実だ。それに何の間違いがあろうか。


老人がさも賢人面してたれていた「単なる金もうけ」だというエセ道徳じみた批判なぞ、クソくらえだ。
その歪んだ顔を洗って耳の穴かっぽじってボケた脳みそ引っさげて、自分のやっている事の十分の一でも振り返ってみるがいい。
>>>「フリーター漂流」『自動車絶望工場』


過去最高の利益を上げてもなお、賃金の引き下げを画策する、ああその厚顔ぶりはいかばかりか!!


そして、その「勝ち組」の論理を嬉しそうに振りかざし自己満足のためだけにエセ「改革」という自慰に勤しむ「三世議員」、何抜けようと足りなかろうと押しも押されぬナチュラルボーンプライマリー!!
はっ、戦々恐々?


残念ながらこいつらは死ぬまで安泰だ。
北の天皇がとち狂ってミサイル打ち込んできたとしても、白髪の総帥ご自身が靖国に入られるようなことにはまずなるまい。


これがこの国のかたち。
老人だけが夢を見る、この「美しい国」のかたち。