第264代ローマ法王ヨハネ・パウロ2世死去

ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が死去
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)、バチカンの法王宮殿で死去した。四半世紀余にわたる在位中、他宗教と対話や和解を進め、世界の平和を訴えた。11億人近いカトリック教徒の精神的な支柱で、母国ポーランドなど東欧諸国の変革にも影響を与えた。104回の外国訪問で訪れた国は129にのぼり、「空飛ぶ聖座」と呼ばれた。

ヨハネ・パウロ2世 (ローマ教皇) - Wikipedia

それにしても、法王に就任されたのが1978年だというから恐れ入る。生まれてこの方、ローマ法王といえばこの人だったわけだ。
このキリスト教カトリック派の指導者であるローマ法王に匹敵する世界的宗教指導者といえば、転生継承という特異な方式をとる、チベット仏教の指導者ダライ・ラマであろうか。
しかし、その影響力の世界性、端的に信者の世界的分布に関して言えば、ローマ法王以上の影響力を持った役目はないだろう。
日本仏教の宗派性、教派性に固執する様を見るにつけて、それはひしひしと感じられる。
まあ、この多様なるところが、非中央集権的なるところが、仏教のいいところなのかもしれないが。*1

*1:にしても、「はたして「仏教」なる宗派は存在するのだろうか?」という漠とした疑問が、何か私の胸のうちに長年来くすぶっている。「「宗教」とは何か?」という問いと同じくして。