日台関係〜つけくわえて言えば〜

信者集団の中に閉じこもってしばらくたつ、小林よしのりが言っていたように、日本と台湾が、過去の植民地支配期における宗主国と植民地の関係を経ても、意思の疎通を可能にしているのは、彼らが「普通」だからではない。
小林よしのりは韓国を異常と評することで台湾を「普通」とみなしていたような気がする)
そして、また、戦後の中国国民党流入による台湾現地人との軋轢、対立があったことも大きい事は確かではあるが、それだけではないだろう。
(戦中の被害が、戦後の被害によって過去のものと感じられるようになり、そこで「昔の方がよかった」=「日本の支配の方がましだった」という歪んだ認識を生んだ、ということ)
やはり、日本も台湾も共に、まがりなりにも戦後という時間を「民主主義国家としての経験」を持って過ごした、そのことがこの二国間の意思疎通を可能足らしめる基盤となっているのではないのか、ということだ。

ここ参照
「あなたは台湾を知らないのかもしれない」