NHK「日本の、これから」〜10月のテーマ「若者」〜への投稿下書き

1、最近の若者の特徴を一言でいうと
最近の若者についてどのような印象をお持ちですか。あなたの考えを自由にお書きください。

回答1
「絶望」


不安ではない。絶望である。未来という名の恐怖だけがそこにある。
一方で、「自分には希望がある」という者は、自らを「勝ち組」と称し、他の人間を見下す傾向にある。

2、最近の若者の価値観や生き方について
“サラリーマン・OLにはなりたくない”“社会の秩序より個人の自由が大事”“将来より今”…。最近の若者の職業観や人生観、社会との距離感には、従来にはない変化があるようです。それを、若者の甘えや意欲の低下と問題視する声がある一方で、学歴社会や企業社会への不信感、物質的な豊かさよりも自分らしさを重視する姿勢のあらわれと見る意見もあります。あなたは、最近の若者の価値観や生き方についてどう思いますか。

回答2
必要以上のものを手に入れたい、必要以上のものが必要だとする人間と、必要なものしかいらない、必要なものさえあればいいという人間との、行動レベルでの二極分化。
他人と同じでなければ不安だという人間と、他人と異なっていることが大切だという人間との、意識レベルでの二極分化。
普遍性の神話への信仰に生きる人間と、普遍性への懐疑を抱いて生きる人間との、知識レベルでの二極化。
これらの二極化の傾向が根底にある。
また、危機が叫ばれた「デジタルデバイド」は、「コミュニケーションデバイド」に収斂しつつあることが、徐々に明らかとなりつつある。結局、使うものの意識が、最後の大きな溝として残っているということ。
経済的二極化に加えてこれだけの溝が広がっている。もはや、この国に一体感は、ない。


15年間続く右肩下がりの経済状況の中で育った人間に、「成長への希望を抱くべきだ」と説く方が狂っている。


「学歴社会」など存在していない。院卒の人間が、あまた自殺するような社会に対して「学歴社会」などという呼び名を与えられるわけがない。

3、若者を取り巻く社会環境の変化について
景気の回復傾向を受けて雇用にも改善の兆しが見られますが、若者については失業率が平均を大きく上回るなど厳しい状況が続いています。働く意欲があっても定職に就けず、臨時雇用や低賃金・重労働を余儀なくされる中で、自信や将来の希望を失っていく若者も少なくありません。産業構造の転換や市場の競争原理が若者を“社会的な弱者”に追い込んでいるという意見もあります。あなたは、最近の若者を取り巻く社会環境の変化についてどう思いますか。

回答3
そもそも、この国には「社会」というものが存在せず、擬似社会的な「世間」なる同調圧力が支配しているのだということを批判的に自覚するところからはじめなければならない。そして、「社会問題」を解決するためには、まずこの「世間」を破壊しなければならない。
「社会」構築のためには、ドイツに習い、早期の職業分化システム「マイスター制度」を導入するべき。


火炎瓶を投げていた次の年には大企業に就職していたような、異常な時代の異常な人間が今の若者に対して何をか言う権利はない。誰の罪を、一体誰があがなっているのか、それすらも理解できないというのか。自分達の過去の妄想を肴にした「若さ」を強要するな。
我こそは「大人」だと思う人間こそ、消費に血道を上げる自らの愚かしさを自覚しろ。
口先だけの「カイカク」に喜んで騙される自分の姿を省みろ。

4、若者の自立支援について
ニートなど自立できない若者の増加は、多くの先進国でも問題になっていて、欧米諸国では国ぐるみで就労や社会参加を支援するための様々な対策が行われています。日本でも社会全体で若者対策に取り組む必要があるのでしょうか。行政や企業、学校や家庭など、若者を取り巻く社会はどうあるべきなのでしょうか。あなたの考えを自由にお書きください。

回答4
ニートNEET)という「コトバ」をこれ以上、他罰的に使用するべきではない。
「甘えるな」という思考停止キーワードも同様。
考える能力のない人間がクダを巻いて中身のない精神論を振りかざし、若者を追い詰めるくらいなら、黙っているべき。
老人が生き延びるために、若者が食い物にされている。

5、どんな社会にしていくのか
これからの日本を、若者自身も含めた1人1人が豊かに生きられる社会にするために、何が必要だと思いますか。あなたの考えを自由にお書きください。

回答5
この国にはじめから社会など存在しない。その前提を自覚することが何に先駆けて先決である。


長寿延命こそが幸福だという考えを捨てること。持続可能な社会の形成には、スムーズな世代移行は欠かせない。
年金を支給する代わりに選挙権を停止するなどの措置をも考慮するべき。いつまでも社会を自分のものだと考える老人の既得権益意識こそが、若者を絶望に追いやっている。



精神的豊かさの獲得は経済成長と相容れない――「精神的豊かさ≠経済成長」――、というテーゼを、この国の世間がまともに受け入れること。


via:http://d.hatena.ne.jp/yodaka/20051009#1128870092