ネット上のコミュニケーションに、礼儀と人間関係は発生するか?

この部分と、

なぜ礼儀(口調)を重視するのか? それは、初対面の相手とコミュニケーションを継続しても徒労に終わらないか?というのを判断する材料として、礼儀は使いやすいからだ。礼儀というプロトコルを守る人は、このあと、誠実に対話をしてくれる可能性が高いと判断しやすい。

この部分には、

会ったこともなく、ブログ上でやりとりした程度の関係で、どうして「人間関係がもつれる」のでしょうか?

大いなる矛盾が含まれているような気がするのですがいかがでしょうか?
「ブログ上のやり取りでは人間関係は発生しない」のであれば、わざわざ「礼儀を重視する」必要などないのではないか。
ネット上のコミュニケーションにおいて「礼儀を重視する」のであれば、そこには「なんらかの人間関係が発生している」ことを、暗に認め、そこから要求されている(している)のではないのか。
あるいは、「ネットを介した人間関係」というのは「オフ会においてなんらかの利害関係を結ぶ地点までは発生しない」というスタンスであるのか。
あるいは「人間関係」の指摘は、単に言葉尻をとらえただけのものなのか。
しかし、ネット上での「対話の不成立」を、ある程度までは自らにかかわる利害関係としてとらえていると見られるところからは、それをして「人間関係のもつれ」と読み解くことも出来るのではないのか。
ならば、前者のスタンスこそがkanose氏の主張として「真」であり、後者は揉め事におけるテクニックとしてのレトリックであり、kanose氏の主張としては「偽」であるということなのか。