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フランスといえば、人種差別である。アラブ・アフリカ系移民の若者が大規模な暴動を起こしたことは記憶に新しい。日本では、広告会社主導のマスコミによって美しい面ばかりが強調され「セレブの聖地」とされているが、その現実は自己中心的かつ分離差別的かつ植民地主義的な欧州一の面の皮の厚さと腹黒さをあわせ持つ、実に陰湿な国なのである。

民主主義革命の祖国フランスも人種差別の根は深い。アラブ人、黒人、アジア系への差別の解消を旗印にしたフランスの若者たちの市民グループ「人種差別SOS」の活躍を軽妙なタッチで紹介する本書は、日本における在日外国人と日本人との関係のあり方を考えるヒントを与える。