あぁ、もうウソはたくさんだ

だが、ウソをつかなければ「生きていけない」。



上っ面の上澄みの浮ついたうわごとを舌先で転がして、引きつった笑いをクリームで伸ばして。



自分がウソをついているという感覚が消えない限り俺はまともな人間ではありえないが、自分でウソをつくのをやめたとたんに俺はまったくまともな人間ではなくなるというコノ仕掛け。



恋愛だの結婚だのも、俺にとってはウソの延長線上にあるものにしか見えない。



ウソをつかなければ成立しないもののひとつに過ぎない。



俺はウソは嫌いだ。俺はもうウソをつきたくない。



だから答えはひとつしかない。



[死ねばいいのに]