振り向けば、狂気

ちょうどブログを始めたあたりの数年前から、ほとんどいつもメモを持ち歩いている。
A5サイズくらいの一番小さいノート。
必要なことも、くだらないことも、思いついたことも、できるかぎりを書き留めて、いっぱいになったら次のノートに移るというサイクル。
必要事項と、わけのわからないメモと、書き殴りの感情の掃き溜めなどがそのままごっちゃになっていて、非合理的なことこの上ないのだが、その中からいくつものブログの記事が生まれてもいる。
というかもう、書いてないものの方が多くなっているのかもしれない。
見れば結構な字数をかけて、それなりに論を組み立て、文章を推敲し、レトリックを調整し、一つの記事としてほぼ完成というものもある。
でも、それをデータに打ち込む前に、次のノートが書かれていく。
そうして、積み重ねられた数はすでに6冊目。
多いのか少ないのかわからないが、その初め頃から小さな文字でつけられた印がある。


「Sテロ」


なるほど、これが俺の狂気か。
では、しばらくそれをまとめてみることにしよう。