『m9』立ち読み書評@ココロ社・萌え理論編


いやもういっかなとか思ってたんだけど、村民の義務として、id:kokoroshaさんとid:sirouto2さんの文章だけまた立ち読みしてきた。


ココロ社さんについて>
字で埋め尽くされた見開きページを見たのですが、ココロ社さんのおもしろさの99.9%が無駄に手の込んだネタ写真と余計な過剰な本人の露出サービス精神できていることがはっきりしたので、たいへん残念な印象しか残りませんでした。


次回は是非、巻頭カラーグラビアページをむさ苦しい笑顔で独占し、写真芸人としての本懐を見せていただきたいと思います。


<萌え理論さんについて>
てゆーか、その論旨だったらアイマス関係ねえ!!そんなの関係ねえ!!
どう見てもニコニコ動画論です。本当にありがとうございました。
のま猫」から、「ウマウマ」、「初音ミク等のボーカロイド」、「東方シリーズ」、「ヤッターマン」、「IKZO」、「ガチムチ兄貴」などなど数々の例を見るに、別に、「文化現象である!」のは別にアイマスに限ったことではまったくないというのが事実だろう。
ならばこそ、当然のようにさらっと語られるだけで済まされている「二次製作動画」というテーマについて語って初めて、何か視点を提供したことになるんじゃないのかと。
「小さな成熟」云々にしても、それが「島宇宙」論の焼き直しに過ぎないセクト主義的なものであることは、ピンクの表紙の論座で本業は会社員(プランナー)の人本人が自ら語るに落ちているのがいい証拠である。


「地下にモビルスーツが隠してある」
「俺はアングラビデオ上映会時代から、ISDN分割偽装時代をくぐり抜け、youtubeでの再ブレイクにも立ち会い、もちろんニコニコMADなんて“ぬるい”ものまで、M@D20年の歴史について100%熟知してるんだぜ!」くらい言ってください!!


残念だ……波動砲で撃て!!*1




もちろん買ってない。
なんていうかね、このレベルの内容ならブログならブクマの一つでもしようものですが、雑誌をわざわざ買って読むようなモチベーションにはならんのですよ。




あとは、内藤朝雄先生にはぜひとも、なんとしてもブログ界に戻ってきてもらいたいと思った。
とはいえ、若者はふて腐れずに「クレーマーになれ」という社会運動論への招待は、いかがなものかと思った。
民衆蜂起を期待する理想論的姿勢というのは、歴史的に見て失敗の連続だから。
とくに「沈黙」が支配する日本においてはそれが成果を勝ち取れる望みは限りなく薄い。
この国に必要なのはテロリズム、その理論的統合なのです。

*1:「宇宙戦艦ヤマッド」より