「悪への気づき」は「どこ」からきたのか?

なぜ子育てする女性の立場が弱いのか
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生めない人は?生まない人は?そもそも独身は?経済的観点からの労働力確保を母性保護という奇麗事でカモフラージュしているという悪質さを感じる。


あまりに目配りにかける視点だったのでそこから「悪質さ」を感じ取ったという、はてブコメントをつけたわけだが、だがそれだけのことだと断言していいのかという疑問がつきまとう。
確かに、id:crowserpent氏の言うように90年前の母性保護論争と、まったくフレームを一にする問題であり、その意味では「終わった」話であるかのようにも見える。
だが、それを「終わった」と認識させているものはいったい何だろうか。
一見して、社会福祉的なセーフティネットについて語っているにもかかわらず、つきまとうこの「不気味さ」「悪質さ」はいったいなにが原因なのだろうか。


どのような「文脈」によってそう思わされているのだろうか。


ネットで発言をするものは、もはやすべからく『思想地図』の芹沢論文を読むべし。


オタクサブカル話なんかは、ハサミで切り取って捨ててしまえ。


芹沢一也「<生への配慮>が枯渇した社会」のためだけにあの本は読むべき。


NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

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