小学生的思考「二酸化炭素で地球温暖化が進むんならドライアイスを作って氷河にまけばいいじゃない」

昨日のクローズアップ現代で、ヒマラヤ氷河が世界最速で溶け出していて、近いうちにそれが高さ10Mの土石流になって流れ出すとか言うのをやっていた。
原因は、ヒマラヤ氷河の形成メカニズム。
モンスーン気候では夏が雨期に当たり、ほとんど夏にしか雨が降らない。標高の高いヒマラヤではそれが雪になり、降り積もることで氷河が形成されていた。
ところが、温暖化の影響により、わずかに気温が上がっただけでも降るはずの雪は空気中で溶けて雨になり、まず氷河ができなくなる。
その上、降った雨が氷を溶かし、水たまりのようになるとそれがさらに周囲の氷河を浸食し、氷河湖を形成する。
最終的に、氷河先端のダム部分までもが浸食されて溶けきると、大規模な土石流となって流域に甚大な被害を及ぼす、というもの。


一方、アルプス氷河の場合は、元々気温の低い冬に雪が降るため、多少気温の変動があっても影響が小さいのだそうだ。


で、タイトルの話。


小学生(俺)が考えた一石二鳥、いや三鳥のナイスアイデア


地球温暖化の原因の二酸化炭素を凝縮してドライアイスにして空気中の量をまず減少!
そして、そのドライアイスを氷河にばらまいて氷を冷やして災害対策!
というグローバルな企業活動が分配をもたらす!(のか?)


……とか考えてみたんだけど無理みたい。

液化炭酸ガスドライアイスの製造工程
http://www.nihon-tansan.co.jp/about/index.html


だってほら、空気中の二酸化炭素を取り出すとかじゃなくて、石油精製のプロセスでの副産物の処理でできてるのがドライアイスなんだそうな。
つまり、ドライアイスが出来るということは、つまり石油製品が作られているということで、うわあ、全然、環境にも資源にも優しくないよ、というお話。