「民族の祭典」の終わりの始まり?


とはいうものの、オリンピックという枠組みに参加する以上、開催国だけの問題ではなく、どの国にしろ「我が民族」というものを押し出すわけで、「スポーツと政治は別物」などとうそぶく輩の寝言が片腹痛いという状況は、そうそうおわりはしない気がする。
たとえ、今日の開会式場がテロの標的になり、ブラックセプテンバーならぬレッドオーガストが現れたとしても、それがまた陰画として民族を描き出してしまうものであることも簡単に予想できる。
あるいは、民族解放を目指す陽画として。