鼻から目薬（実践編）
鼻にさす点鼻薬と、目薬は実は成分がほとんど一緒。
で、ついでにいうと、各社からいろいろ売られてる点鼻薬・目薬はそれぞれ全部ほとんど同じ成分でできている。
なので、ぶっちゃけた話一番安いのを買うのがコストパフォーマンス最適で、どれもが薬事法基準をクリアしている以上、特に身体に異常をきたすこともない。
目薬も点鼻薬も、どちらも主成分がナファゾリン塩酸塩＋クロルフェラミンマレイン酸。
さらに最近、新しく発売された一番高いランクの点鼻薬・目薬の両方では、これまた同じクロモリグ酸ナトリウムという成分が共通して使われている。
これはつまり、鼻に目薬を差しても十分効くんじゃないのか。
ということで、点鼻薬が切れて目薬が余ってたので、目薬を点鼻薬スプレーに詰め替えてシュッとスプレーしてみました。
結論から言うと、実に微妙。
どうなったかというと、爽快感を出すために加えられた成分とフレーバーが鼻の中に広がって、実に得も言われぬ違和感がかもし出されたのでありました。
より具体的に言うと、ソーダ味の飴を鼻に突っ込んだような感覚。それもガリガリ君とかそういう一番安い駄菓子系のソーダ風味が鼻の中に広がる感じ。
ダイエットのために甘い物は控えているけど、あの露骨にケミカルっぽいソーダ風味だけは楽しみたい！という人にしかお勧めできません。
で、肝心の点鼻薬としての効果はというと、これも微妙。
確かになにもしないよりは鼻づまりが解消された感はありましたが、同じとはいえ成分比率が違うため効き目が同じというわけにはいきませんでした。
しかし、この失敗を糧にしていうと、「クール」とか「さわやか」とか「キター！」とかいう無駄な刺激系の添加物が入っていなくて、かつ点鼻薬と似たような成分比率で配合されている目薬を使えば、きっと鼻づまりをスカっと解消してくれるはずです。
そう信じて、しばらく目薬棚を眺めてきたのですが……
点鼻薬と同じ成分が含まれている目薬は、値段も用量も点鼻薬とほとんど一緒でした。
つまり、点鼻薬が必要な人は点鼻薬を買えってことですね！！医薬品メーカーって親切ですよね！！
