コロナウイルス収束の目安
コロナウイルスが約100年前のスペイン風邪と同レベルで流行した場合の今後の推移
スペイン風邪第一波 感染者:約2000万人 死者:約20万人 死亡率:1%
スペイン風邪第二波 感染者:約200万人 死者:約10万人 死亡率:5%
スペイン風邪第三波 感染者:約20万人 死者:約3千人 死亡率 1.5%
単純に比例させる前に、当時の日本の人口を元に、人口に対する感染者数の割合(感染率)を出す
大正時代の日本の人口:約5500万人
http://demography.blog.fc2.com/blog-entry-6241.html
スペイン風邪第一波:約2000万人÷約5500万人=感染率、約36%
スペイン風邪第二波:約200万人÷約5500万人=感染率、約3.6%
スペイン風邪第三波:約20万人÷約5500万人=感染率、約0.36%
これを現在の日本の人口に比例させると次の様になる
現在の日本の人口:約1億2千500万人
http://demography.blog.fc2.com/blog-entry-6260.html
コロナウイルス(第一波)感染率、約36%の場合 感染者数:4500万人
コロナウイルス(第二波)感染率、約3.6%の場合 感染者数:450万人
コロナウイルス(第三波)感染率、約0.36%の場合 感染者数:45万人
合計感染者数:約5000万人
この感染者数に対し、コロナウイルスの死亡率がスペイン風邪と同様に推移した場合
コロナウイルス(第一波)感染者数:4500万人×死亡率 1%=死者:45万人
コロナウイルス(第二波)感染者数:450万人×死亡率 5% =死者:22.5万人
コロナウイルス(第三波)感染者数:45万人×死亡率 1.5%=死者:6750人
合計死者:約68万人
数字はすべて概算、また医学水準および医療体制の違いはまったく考慮してない
なおコロナウイルスの感染者数、死者は次の通り(2020年4月14日時点)
感染者数:約8000人 死者:約160人
もうおわかりかと思うがすでに死亡率:約2%である
2%=2/100=1/50
単純に考えてコロナウイルスに感染したら50人に1人は死ぬということである
学校のクラスが40人としてイジメ被害を受ける生徒が出る確率よりはまだ低い
とはいえ満員電車には一両あたり150人から250人が乗っているらしいので
電車に乗ったら同じ車内にいる3人から5人は死ぬということである
また先にスペイン風邪の死亡率 1%から類推して、コロナウイルスの死者を合計68万人としたが
実際のコロナウイルスは死亡率 2%なので、合計死者:136万人と訂正しなければならない
政令指定都市がひとつなくなるくらいの勢いではあるが
特定の地域に集中して流行している風土病ではないのでその点は安心できるかもしれない
さらに言えば、感染者数が約8000人ということは現在の人口の1億2千500万人分の8000人なので
コロナウイルスの感染率はわずか0.0064%に過ぎない
1%どころかそれにはるかに満たない0.0064%である
これはもう運の悪い人が対岸の火事に巻き込まれたな、祈ります。というレベルである
とはいえそれは現時点での瞬間的な数値であり
スペイン風邪のように記録として有意な統計ではない
そしてもちろんこれからも感染者数が増えていけば感染率は上昇していく
が、まあ何がどうなるかはすべて歴史が判断することになるだろう
感染者数をどのくらいの人数で押し止められるかが鍵にはなるかと思うが
死亡率だけみればコロナウイルスはスペイン風邪よりはるかに凶悪だ
ざっくり見積もって死者が50万人から100万人あたりまで増えるところが収束の目安になるだろう
半年でそこまでいくか1年はたまた2年かかるか、スパコンにAIを放り込めばわかるのかも知れない
上記は、あくまで「収束」の目安であって、「終息」の目安ではない
<参考>
日本はパンデミックをいかに乗り越えたか~100年前のパンデミック・スペイン風邪の教訓
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20200228-00165191/
100年前5億人が感染したスペイン風邪 なぜ日本も終息に丸2年かかったのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200414-00037210-bunshun-soci
どちらも情報ソースとなった文献は同じ