森憎と木っ殺の すごい 万博

愛・地球博」というより「哀・地球博」だとも言われているが、
「哀・知窮迫」のほうがしっくり来るような不手際と混乱っぷり
自然林をバッサバッサと切り倒して「自然の叡智」といってのけるのは、「さすが名古屋人!知ってる限りロクなやつがいないだけはある!!」と思ったり思わなかったりするのだが、


開発途中の様子が伺えるサイトを見ると改めて「コリャすごい」と思わされる
まあ、大規模開発の途中経過っていつもこんなもんなんだが。


とはいえ、いくらなんでもこの実態で「自然の叡智」を叫ぶのは、
「いまさらそれはあんまりじゃないですか!!」


・・・いや、
これにはエライ人からわれわれ愚かな大衆に向けられた何かメタメタな壮大なありがたい深謀遠慮に満ちたメッセージが込められたモノに違いない。
そう、
「美しい日本」が常に過去形で語られるように、失う事こそがそこにあるものを最も美しく保存するにふさわしい方法であるのだという、衆知の及ばない真理を恐れ多くも示してくださったのだ、われわれに。
日本における「21世紀の新たなる美しい墓標」として「自然」が選ばれたのだ!!
無知で無力なわれわれに代わって、かくも大規模な破壊と喪失を体現してくださったことによって、初めてわれわれはわれわれの手に「美しい自然」を手に入れることができたのだ!!
嗚呼、嗚呼そうなのだ、そのとおりなのだ!!


これでこそ、これでこそ日本は救われる!美しい日本が守られる!!
そして、永遠にそれをわれわれのものにすることができる!!!
嗚呼なんて素晴らしい、なんて素晴らしいのだ愛知万博!!



ばんぱくばんざい ばんぱくばんざい
そして うつくしいにほんが たんじょうするだろう



それは、幻ではない!!