石原帝都ドクトリンの用法と要領

心の東京ルール 〜7つの呼びかけ〜
東京都は、子どもたちに教え伝えていくべき社会の基本的な「心の東京ルール」を提案しています。
 ○ 毎日きちんとあいさつさせよう
 ○ 他人の子どもでも叱ろう
 ○ 子どもに手伝いをさせよう
 ○ ねだる子どもにがまんをさせよう
 ○ 先人や目上の人を敬う心を育てよう
 ○ 体験の中で子どもをきたえよう
 ○ 子どもにその日のことを話させよう
http://www.kokoro-tokyo.jp/gaiyou/7rulu.htm

野暮な突込み&揚げ足取りをいくつか。
「他人の子どもでも叱ろう」
→→→現在のような状況で、私のような独身男性が子供に対して半径2M以内に近づけば、それだけで不審者、いや犯罪者予備軍、いや犯罪者だと目されます。無理です。子供には近づくことすら出来ません。私の社会的存在が脅かされます。地域のお母さん方だけでがんばってください。


「先人や目上の人を敬う心を育てよう」
→→→その前にまず、世の中には敬えない先人や目上の方が多すぎるのではないでしょうか。特に、メディアに露出することの多い人にその傾向が強く見られます。その事実を棚に挙げて、人生の先輩や社会的地位の高い人間に対して無条件で敬う心を身に付けさせるというのは――相手が年上だというだけの理由で年下は敬う義務があるとでもいいたそうなこの「ルール」は――まさに思考停止の強要であり、もっと言えばマインドコントロールに近いものがあります。
女子高生を買春して、それを自らの社会的権力によって揉み潰し、そ知らぬ顔で「若者は甘えるな!」とNEETたたきをするような愚弄な老人「糸山英太郎」のような腐った先人、目上の人間を、どうやって敬えばいいというのでしょうか。参考1参考2参考3
一億円を内ポケットに入れ、何の良心の呵責も感じない橋本龍太郎元首相や、しらじらしい猿芝居を延々と続ける北海道の利権誘導犯、鈴木宗男。「人生いろいろ」だとか「自衛隊の行くところが非戦闘地域」だとか、もはや日本語として論理性のかけらもない、自分に都合のいいいわけしかしない小泉純一郎首相。
子供に対して人を敬えという前に、大人自身が自らを敬うに足る人間へと育て上げることが先なのではないでしょうか。


「体験の中で子どもをきたえよう」
→→→「いつまでも未熟なNEETやひきこもりは、自衛隊に入れてイラクへ放り出してしまえばいい」という意見とまったく同じことですね。また、「いや、自然体験が大切だ」とか、「森こそが日本人の精神の源なのだ」とかいう、梅原チックな精神世界的主張にも、賛同できません。
そんな森がどこにあるというのでしょう?この都市化のはてに出来上がった無機質で無個性な日本の地方のどこに、森があるというのでしょうか。
あ、ありましたね。


都会のジャングル、「ドン・キホーテ」が。