人気ブログ発、ベストセラーという安直さ

無能とまでは言わないが、はっきり言って安直に過ぎる。
この手の本を手がける編集者ってのは、本当にプロなのだろうか?


すでに大きな反響を呼んでいる人気のブログをみつけ、紙と会社の権威を持って誘惑し、内容の如何についてはほぼ完成しているそれを持ち出し、システムとして完備されているノウハウでもって出版化し、ベストセラーにする。


……これのどこに編集者の能力が反映されているというのだろうか。


すでにそこにある出来合いのテキストデータなり画像データを、そのまま引き出して自社のシステムに放り込んで印刷屋にパッケージングさせて、さも自分の手柄であるかのように誇る。


ハァ?


ソレのドコにプロのワザがアルのアナタ方?*1


今この瞬間も、内田樹氏のブログには、氏の文化人という質の落ちた扇動的な性格を疎乱製造しようとする編集者がへばりつきでタッチの差を争い、ひしめき合っているとも聞く。*2


カリスマブログやアルファブログや「祭り」の会場に、後からノコノコ顔を出し、さも当然のように、それを自らのものとして持ち出し、自分で作ったものだと大きな顔をする。


まるで「電子レンジで簡単30秒!」の世界だ。


ブラウザ開けたら二分で出版か。


ソレのドコに編集者固有の才覚がアラワレテイルの?


無能とまでは言わないが、はっきり言って安直だ。
これも「効率」主義的観点に流れ近視眼的立ち位置にしか立てない成果主義さまさまのおかげか。
……無能とまでは言わないが、無能とまでは、言わない、
が。








悔しかったらそのプロの調理人の腕を見せてみろ。こっちはもうネタは上げてんだよ。*3

*1:ペリー調に

*2:内田氏当人が言っている

*3:と、ネットの片隅で世界の中心を気取ってみる