もう子供は生まれない

老人の老人による老人のための社会が守られる限り。
老人の未来を維持するために若者の未来を喰いつぶしている限り。


一握りの勝ち組のために負け組を増やして、
その負け組の不満をナショナリズムでごまかそうとしている限り。


絶対に少子化は止まらない。断言する。


だが、そうなったら、勝ち組は海外から低賃金労働者を輸入して奴隷を確保するだろう。
負け組の多くは、またそれらの新奴隷層との軋轢に直面し、更なる社会の混乱がおき、
そして、ますます「日本人の少子化」が進むだろう。


一方増えるのは、新たな移民労働者の子孫達。
そのまま行けば、そう、20年後には、
もはやこの国はどこだかわからない荒んだ島国になっているだろう。


そして、この国ではそんなことも分からない人間が政治家として田舎者から「お上」「お上」と奉られている。


もう子供は生まれない。


誰がわが子をこんな老人のためにしかならない社会に送り出そうというのか。


自らが老いた時には、自らの若さがかじられた代償に、後の若者をいかんなく食いつぶせというのか。