いったい、どうなっているのでしょう。とても理解できません。

いったいどうなっているのか(格闘する(笑)読売ウイークリー編集部は) NHKの職員が放火をしたかと思えば、 今日は世界一の発行部数を誇る新聞社の記者が記事を削除。 いったい、どうなっているのでしょう。 とても理解できません。


20年以上生きてきたので随分事件記事もみせられてきました。 マスコミ犯罪といえば、 珊瑚とか通名報道などの知能犯を担当するのが朝日新聞の担当だったせいで、 その後も朝日新聞ばかり叩かれました。 知能犯ですから、頭を使った犯罪なのですが、 動機はほとんどが「主義主張」。 その点では、大変わかりやすいのです。
理解不能と思った事件も、多くはありませんが、経験しました。 忘れられないのは、平成六年の「松本サリン事件」です。 7人が死亡の毒ガステロ事件の犯人の汚名を着せられた河野義行氏は、戦後最大のマスコミ被害者かもしれません。


宮崎勤事件」の時の人ごみで埋まった幕張メッセの映像を覚えている方も多いと思います。 実は、あの時の「10万人の宮崎勤がいます」 と叫んだワイドショーのレポーターの台詞も、マスコミ自身が作った印象操作――事実の捏造に基づくものだったのです。


今日帰宅後、格闘する読売ウイークリーの苦悶デスクこと・木村透の記事を改めて読もうと思った私は、その記事が削除されたという一報で、 はてなブックマークに急行しました。
なんと、当のブログにはまだ理由の説明の一言も出ていなくて、 2−3の他の記事への「お詫び」が羅列されていただけでした。


記事を一目見たときのことは忘れられません。 傲慢で反省の色もなく、 文章の全体がすべてマスコミの権威性で埋め尽くされていたのです。 てにおはの間違いも3−4つあったと記憶しています。 そんな記事は見たことありません。 まさに「理解不能」でした。


おそらく、あの記事の内容を覚えておられる方は、 あの手の記事はみんな、朝日新聞とか赤旗新聞とか聖教新聞とかワイドショーとかそんな類のものだと思っているのではないでしょうか。 実は違うのです。 大慌てで削除された、かの記事のブックマークを眺めたのですが、 確かに「読売」とか「ウイークリー」といった、 ごく「普通」の新聞でした。 その中に、おぞましい差別意識が入った文章も含まれていたのですが、 少なくともそれはマスコミにとってはごく「あたりまえ」だったのです。


なぜ、そういう記事が削除されてしまったか、 については理由があります。 マスコミの右には、数冊の雑誌があります。 どんな雑誌があるかもちろん確認しています。 大半は、「諸君」「正論」です。 20代の男性としては、ごくごく「普通」でしょう。


その中に「読売ウイークリー」という雑誌が1冊ありました。 苦悶デスクこと・木村透がつい気を抜いて、 本音を露わにして記事を書いたのです。 それで、右の雑誌の山が全部、さらにブログもほとんどがそういう類のものだという、 「誤ったイメージ」が流れてしまうことを恐れたのです。


ま、犯した犯罪からすれば、そのくらいは誤解されても仕方がないかもしれませんが、 それでもやっぱり、記事は削除されたのです。 「下流」を煽る読売の姿勢を見て、 そんなことを思いました。 (オルタナブロガーこと・umeten)







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