ゆるさん……絶対に許さんぞ!ブックオフ!!じわじわと言葉攻めにしてくれる!!一字たりとも飛ばさんぞ覚悟しろ!!!
物流の掃き溜めがが生み出した忌まわしきこの黄色い悪魔め!!!
貴様のようなものがあるから志ある書店が街中ですら次々とつぶれていくのだ!!!
消え去れ!!消え去れ悪魔よ!!!!神の名において!御仏の威光において!アラーの御心において!シヴァの怒りにおいて!グレートスピリットの存在において!
このような愚劣で醜悪で低俗な存在はドンキホーテと共に腹を切って死ぬべきであることは、間違いなく疑いなく証明の必要すらない、あからさまにあきらかであらわな事実であり真実でありかつもはや史実とでもいうべきシロモノだ!!
では私はなぜ書くも長大な呪いの文句を説くのか。
説明しよう!!*1
私は長らく古書店で『教養としての<まんが・アニメ>』を探していた。
なぜか!
それは、そう、この問題でもうひとつ悪い点であるところの講談社現代新書が、アノ「中学生が情報処理実習の課題でイヤイヤ作ったようなデザイン」に劣化しやがったためである。
ナニが悲しゅうて、あのような下賎な装丁の本を我が書棚に収蔵せねばならんのか!!
美しくない!!ああ、美しくない!!!
あのアウラほとばしるすばらしくも美しくたおやかではかなげで実に日焼けに弱い講談社現代新書はいったいどこへいってしまったのか!!!???
その狂おしいまでの重い思いが私を古書店へと足繁く通わせた。
交通費が惜しいので主にチャリで通わせた。
その結果として引き換えに失った体重は2キロを下らない。
だが、そんなものはアノ以前の装丁の本を手に入れられるのであれば少しもいくばくもかほども惜しいとは思わない!!
そして!ついに今日私はその旧装丁、いや由緒正しい美しい装丁のその本を見つけたのだ!!
しかも100円コーナーで!!!
私は心躍った!!できないけど気持ちだけはタップダンスを踊った!!運動神経が悪いのでブレイクダンスまではできなかった!!
だが、我が家の部屋にてその装丁を堪能するのもつかの間、まるで波紋を練るかのごときに呼吸をととのえながら震えるぞハート燃え尽きるほどヒートしたその瞬間!!!
我が空裂眼刺驚が貫いたその見開きに刻まれた著者名は!!!!
「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『俺は大塚英志×ササキバラ・ゴウの名前が出ると思ったら、島田裕巳の名前が出ていた』。
な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…詐欺買取だとか超ボッタクリ値付だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
「創価学会について知るために…『創価学会』の…「新書を買う」…ってよォ〜「新書を買う」ってのはわかる…スゲーよくわかる。
知りたいものは本の中に書いてあるからな…
だが『教養としての<まんが・アニメ>』って表紙はどういうことだああ〜っ!?
マンガ評論が読めるかっつーのかよ─ッ!
ナメやがってこの中身の入れ違えァ超イラつくぜぇ〜ッ!!」
「ブックオフ……
君には敵意もナケレバ悪気もナイシ、誰にも迷惑ナンカかけナイと思っテイル
だがソレコソ悪より悪い「最悪」と呼バレルものダ
他人を不幸に巻き込んで道連れにスル「真の邪悪」ダ」
「ブックオフーッ!君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!!!!」