あなたは照明術を知らなくていい

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おしゃれ記事として大人気なわけですが、そんなことする必要があるのかと。
そもそも間接照明って言うのが、大きな罠なんですよ。
誰にとって?非モテにとって。
いつぞや、笑っていいともで南海キャンディーズの山ちゃんが「部屋もちゃんと間接照明にしてます」といった瞬間、周囲の出演者から会場から一斉大量のブーイング。
「キモチワルイ」「自意識過剰」の大連呼。
はてブで人気だから、たまたま興味をもったからって「よーしパパ間接照明にしちゃうぞ〜」なんて間違った選択をしてしまう人がいないことを心からお祈りします。
それ孔明*1の罠だから。
下位の者の行動を操ってその反応を笑いものにするいじめの一種だから。



とまあ、それもあるけど、それとは別にこんな本もあるのですよ。

夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)

夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)

それよると、「明るさ」の何たるかを決めるのはその土地の風土気候と、そして目の構造の如何によるというのです。
つまり、ヨーロッパでは薄暗い天気が多く、そのためヨーロッパ人は瞳=虹彩の色素が、碧や緑や灰色などに薄くなり、少しの光量でも十分な「明るさ」を感じ取れるようになっている、というもの。
対して、日本ではまぶしいほど輝く天気が多く、そのため日本人は瞳=虹彩の色素が黒や茶色のように濃くなり、大量の可視光線に晒される状態を必要十分な「明るさ」であると感じ取れるようになっている、というもの。



そこから、間接照明に関連した話を導き出すと、どうなるか。
要するに、間接照明というのは、薄明かりでも十分視野を確保できる瞳の色素が薄いヨーロッパ人が考え出したヨーロッパ人に適合した環境設計なワケですよ。
対して、大量の可視光線をブロックすることができる、色素の濃い瞳をもつ日本人が間接照明を使用するとどうなるか。
本来の=ヨーロッパ的な基準を正しいとして間接照明を設置しようとすると、ハッキリ言って、薄暗くなってしょうがないのではないでしょうか。
結局、明るさを補うために、照明を補わなくてはいけないことになり、結果的に満足する光量は、従来の天井からの照明と同じことになるんではないでしょうか。



てゆーかね、



どうせ家には誰も来ないし部屋なんて誰も見ないんだからそんなもんにお金をかけなくったっていいじゃないか非モテだもの みつお

*1:モテ