冷戦の、始まりだー!!

反露4カ国+日本 連携強化へ「価値外交」始動|世界|国際|Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070619/wld070619005.htm


【モスクワ=内藤泰朗】ロシアと対立する旧ソ連圏のグルジアウクライナアゼルバイジャンモルドバの4カ国と日本による初の外相級会合が18日、アゼルバイジャンの首都バクーで行われた。双方は、エネルギーなど経済を含む協力の拡大をうたった共同声明を採択。欧州への統合を目指す4カ国を支援し連携強化を図る日本の「価値の外交」が本格的に始動した。
4カ国は昨年5月、各国の頭文字を取って「民主主義と経済発展のための機構GUAM」を創設した。19日のバクーでの第2回首脳会合に先立ち、「GUAM+日本」会合が初めて開催された。日本からは藪中三十二外務審議官が出席した。
(略)
GUAMは米国とも協議。米国は日本などの動きを歓迎、GUAMが新たな国際機関として発展することを望んでいるとし、ワシントンで今秋、GUAMと会合を持つと発表した。
GUAM各国はいずれも、国内の親ロシア的地域が分離・独立しロシアへの統合を模索するなど紛争の火種を抱える。各国は今回、こうした紛争に対処するため共同の平和維持部隊創設でも合意した。
ロシア側は19日、今回のGUAMサミットに特に反応は示していないが、日本や欧米が後押しするGUAMを親欧米派ブロックとみる。旧ソ連圏の影響力回復を目指すロシア中国や中央アジア諸国とつくる国際協力機構上海協力機構を強化し欧米に対抗することをもくろむ。両陣営の対立構図が今後、さらに鮮明になっていくのは確実だ。


つまりまとめると、
EU+GUAM+日本+アメリカ」VS「上海協力機構(ロシア・中国・中央アジア)」。
旧ソ連圏への拡大を図る自由主義+民主主義陣営。
東欧が西側に「食われた」分アジア方面に進出して失地回復を図るロシア、それと手を組む中国。
まさに、「NATO vs COMECON」再び、といった構図だ。