性犯罪者被害者が裁判員制度にセカンドレイプされる件

性犯罪被害者名も裁判員候補に開示、情報流出懸念の声 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090506-OYS1T00229.htm

 性犯罪のうち裁判員制度対象の重大事件は強姦致死傷、強盗強姦、強制わいせつ致死傷、集団強姦致死傷事件。2008年の全国の対象事件2324件のうち約2割を占める。
 被害者のほとんどが、被害を他人に知られたくないと強く願っている。そこで刑事訴訟法は被害者の申し出があれば、氏名や住所などを法廷で伏せるよう定めている。
 ところが裁判員の選任手続きでは、候補者に事件との関係の有無を確認する。そのため被害者の氏名や事件の概要を知らせることは避けられないという。また、裁判員に課せられる守秘義務も候補者には及ばず、情報を他人に教えても罰せられることはない。


【緊急署名】裁判員制度における被害者のプライバシー確保を求める要請にご協力ください - キリンが逆立ちしたピアス
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20090517/1242572366

 もし、裁判員候補が性犯罪被害者の氏名を漏えいしても、守秘義務はなく、なんのペナルティも科せられません。そのうえ最高裁判所は、各地方裁判所に判断をゆだね、明確な解決の指針を出していません。
 このまま、裁判員制度がスタートすれば、性犯罪被害者が二次被害を受ける可能性があります。また、性犯罪被害者が被害を届け出ることに対する障壁になりかねません。なんとしても、ストップをかけなければなりません。


八木啓代のひとりごと 緊急;血の凍るような話が明らかに!
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-372.html

21日から始まる判員制度では、その裁判員は、その事件の当事者とは無関係でなくてはならない。

「無関係でなくてはならないがために、当然、その事件の当事者が誰であるか知らなくてはならない」というために、この選任手続きにおいて、性暴力事件被害者の氏名が裁判員候補者に開示されてしまうことが明らかになったのだ。

しかも、裁判員守秘義務はあるが、候補者に守秘義務はない。

すでに裁判を控えている、被害者女性たちはパニックに陥っているという。
あたりまえだ。

それに、こんなことが明らかになれば、レイプ被害を訴えることなどできなくなってしまうだろう。いったい、どんな国だ。

日頃、何かと個人情報云々とやかましくなった陰で、こんな非道い「裁判制度」が作られてるって一体……