(無駄に)攻撃的な表現

山本弘のSF秘密基地BLOG:鹿野司氏がホメオパシーを擁護
http://hirorin.otaden.jp/e122948.html


 菊池誠氏が「ホメオパシーのレメディに薬効がないのは自明」と言ったことに対する鹿野氏の批判はこうだ。

>(前略)自明という表現を使ってしまうと、それは「知恵のあるものが愚かなものを見下す」ニュアンスを強く漂わせる。同じ問題意識を共有する仲間内なら、こういう表現でもそうだよねそうだよねってみんな思うけど、身近にホメオパシーに傾倒している人がいたとして、その人に向かってこういう物言いをしたら、反発されるだけで、かえって受け入れてもらえないだろう。


ホメオパシーの砂糖玉に効果がないことはもちろんだが、表現の問題としてこの指摘はまっとうなもののように思える。

もっと掘り下げて言うと、ただの断定的な表現ですら、無駄な攻撃性を含んでいると言えなくもない。

「常識」という世間用語がいかに罵倒的な文脈で使われているかということを思えば、「自明」がそれと同じく機能することは否定しがたい。

いったいどこの誰にものを伝えようとしているのか、伝えたいのかを考えるのなら、こういった些末な表現にすら気を配らなければ、届くものも届かないのではないか。








と、無駄に攻撃的なコメントの多いブックマーカーが申しております(落とす暇があったら反省しろ)