尖閣諸島漁船衝突事件ビデオ流出と、それを見る前に読まれるべき文章
観察映画の周辺 Blog by Kazuhiro Soda: 尖閣諸島「流出ビデオ」について
http://documentary-campaign.blogspot.com/2010/11/blog-post.html
たしかに漁船が巡視船に衝突した様子は映っている。しかし、2、3度見直しても、「故意に」漁船が衝突したのかどうかは、よく分からないのである。
ただし、ビデオを撮った人は恐らく「故意に突っ込んできた」と信じていて、そういう「解説」をしながらカメラを回しているので、それがナレーションのように機能して、視聴者はその解釈に引きずられ易い。けれども、撮っている人は恐らく興奮状態にあるわけだし、従ってその「解説」は極めて主観的なものであるわけで、本当に正確かどうかは分からないはずだ。だから相当差っ引いて考える必要がある。
(略)
逆に、漁船の船長が泥酔していたという報道もあり、その解釈と矛盾するような要素は今回の「流出ビデオ」には見当たらない。
http://bit.ly/b3NGky
しかし、だからといって泥酔説が正しいとも限らないわけで、要するに、いまある材料では真相は「よく分からない」のである。
つまり今回の件は、映像を解釈することの難しさを教えていて、ドキュメンタリーの作家としては非常に興味深い。映像は「決定的な真実」を映し出すと思い込んでいる人が多いけれども、実際には、映像は物事の表層しか捉えることができず、本質的にグレーで曖昧なものである。そしてそれをどう「読む」のかは、まさに「羅生門」の世界なのである。
なのに、人々は単に「観る」だけでは踏みとどまれなくて、すぐに勝手な解釈をしたがる。
【YouTube転載】尖閣諸島漁船衝突事件ビデオ 全編バージョン ‐ ニコニコ動画(原宿)
<時間 44:22>
TECH SE7EN : 尖閣諸島沖での中国漁船衝突問題の動画が流出、海上保安庁も確認 -- ソーシャルメディア時代の事件、深夜のTwitterを駆け巡る
http://techse7en.com/archives/1487377.html
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9/24のタイミングで・・・
逆に日本の主張が正しいのを証明した
知ってることと領有していることは違いますから
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