我が家のオーナー会議

ウチの家には有史始まって以来、テレビが一台しかない。
否、長らく、我が家のテレビは一台しかなかった。
その理由の一つには家そのものにあった。
今風に、劇的にいえば、「匠の作った家」だったので、
玄関から屋根までが吹き抜けになっていたり、
二階建てなのにさらにロフトの三階があったり、
壁が取り払われむき出しの柱で区画されていたり、
天井がなく梁がむき出しになっていたり、
していたので、つまり、ある部屋の声や物音や音楽やその他もろもろが、ほとんど家中に筒抜けになるという、
「プライバシーって何?」というステキ体験アンビリーバボーな家だった。
ので、
そんな理由もあって、テレビを個人用に買おうという気にもならなかった。

しかし、去る三月に友人が北関東に帰郷するにあたって、
かの「両端が黒く切れて画面が縮小していてなおかつ白い画面になると映像がゆれまくる中古の14型テレビ」を引き取った。
そこで、我が家で、はじめて二台目のテレビが登場したのだった。

そして、新居に引越し後、「生まれて初めて」ふすまとはいえ、まともに四角く区切られた部屋を得た私は、
これまた「はじめてのテレビライフ」をすごしていた。

その割に日曜朝七時半に起きられなかったりするので、あんまり役に立っていないというかなんというか・・・*1

それはさておき、

では、もともとの我が家のテレビはというと、今はダイニングキッチンに据え置かれている。
しかし、スペースの割に大きいテーブルを使っていることもあり、家族全員の視線が交錯しない位置にテレビを置けないでいる。
そこで、どうやらテレビの線を延長し、座敷へ移動させる計画を立てているようなのだが、

だが、

親<「テレビを座敷のほうへ持っていこうと思ってるんや。」
(゜д゜)<「へ〜」
親<「で、大きいテレビを座敷へ持っていく代わりに・・・」
(;゜д゜)<「?」
親<「あんたのテレビをダイニングに持ってくることにしようとかんがえてるんやけど。」
(;´д`)<「うわなんかすごい横暴な・・・」
親<「いやいや、労使交渉やから」



ナベツネが・・・こんなところにもナベツネが・・・(泣)

*1:デリート許可!!