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「無審査支出は違法」同和地区奨学金援助 京の弁護士が提訴
 国から奨学金の貸与を受けた同和地区の高校生・大学生に京都府が無審査で援助金を支出したのは違法だとして、京都弁護士会所属の弁護士が4日、山田啓二知事を相手取り、支出決定に関与した幹部職員3人に1998年度から2003年度までに支出した援助金約13億5600万円を府に賠償させる命令を出すよう求めて、京都地裁に提訴した。
 訴状などによると、国の地域改善対策就学奨励金の貸与を受けた全員に対し、府は「高校等奨学金償還対策事業」として全額を公費負担したとしている。
 訴えで原告は▽ひとりも償還金を返還していない▽奨学金は貸与制であり、実質的に給付制に運用することは認められていない▽同和地区内外の生活格差は是正され、奨学金の返還が一律に困難とは言えない−などと指摘。「府は違法性を認識し、重過失にあたる」としている。
 府人権啓発推進室は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
 同和地区の奨学金援助をめぐっては京都市を相手にした同様の訴訟があり、京都地裁が先月、請求は退けたが、同和奨学金返済の一律的な公費負担自体について違法との判決を下している。

泣きながら観音像になれるものなら、なってしまいたい。