漂着廃棄物問題

海のない場所に住む者がイメージする「海岸」といえば、どこまでも続く美しい砂浜……といったものについなりがちであるが、
それがいかに「貧困なイメージ」であるかということを示すのがこの「漂着廃棄物」の問題だ。


中国、韓国からの医療廃棄物の漂着


知り合いが一時期、この漂着廃棄物の調査活動に参加していたので、少し話を聞いたことがあったのだが、やはり韓国語が表記されたゴミは異常に多いらしい。もう思いつく限りの種類のゴミが、一通りそろってしまうのだそうだ。中国ものもあるけど、やっぱりほとんどは韓国ものらしい。やっぱ距離的に。


曰く、その原因として、船から直接海に捨てられているものが多いのだとか。常日頃、「東海は我々のものダ」とか何とか言ってる割に、平気でゴミを捨て続けているというこの心性は、はたしていかばかりのものなのか。


という一方で、もっとも大きな問題である「医療廃棄物」に関しては、民族嫌悪感を進んで煽られたがる方々には申し訳ないが、日本の病院から出たものも多いのだとか。「針のついたままの注射器が砂浜に落ちている光景」などという、到底見慣れたくない光景を見慣れてしまったという話もよく聞いた。また、中には「いついかなる病気あるいは手術の過程で使われたかわからない、血のついたガーゼ」などもあるという。


そして、この日本産の医療廃棄物のもっとも悪質な点は、病院名が特定されないように巧妙に匿名化されているという点なのだそうだ。
――なんともはや、だ。