「競争ならざる競争」の実践

③松島剛史(立命大院)「スポーツの競争概念の検討」(リンク先の真ん中あたり以降に言及あり)

この話は、体育教育論に持っていくと実践的かもしれんね。


教育課程上の子供の運動能力の評価ってのは、二十数年一昔な状況じゃない?
口を開けば「がんばれ」の一つ覚えしかないしさ。
生活新書の『スポーツは「良い子」を育てるか』によるんだけど、結局、教育課程内(特に小学校っていう「体力」が学級内での生徒間のパワーバランスを左右する時期)にある子供の体力なんてのは、親からの遺伝に左右される時期でしかない。


その時期に、「自然的」な競争で打ち負かされてしまう体験をすると、そこでもう運動に対する否定的なイメージが刷り込まれてしまう、ということが今も続いていると思う。


そういった場でこそ、実践的かつ実効的に、先の「競争の枠組を変える」という取り組みが役に立つのでは、と。
具体的には、記録の「向上率」の多寡とか、「参加率」の多寡をを評価の軸にするとかね。




以上、自らを運動オンチであると小学生以来硬く信じ込んでいる(信じこまされた)男でした。
でも、学部時代のクラブでは最終的にエースになってたと記憶。*1




つか「長すぎる」ってコメント蹴られたのでトラバ。

*1:何やってたかは秘密