白装束の男

そしてまたフラフラと進んでいくと、今度はなにやらの店の入り口で中に向かって立ちつくす、白装束の念仏行脚の僧侶の姿があった。


「なんや?これ呪ってんのか!?」










「祝福をしている」という方向に一ミリたりとも思考の針が振れない辺り、もう自分は真っ黒だな、と思った。


空腹で泣いた。