そしてまたフラフラと進んでいくと、今度はなにやらの店の入り口で中に向かって立ちつくす、白装束の念仏行脚の僧侶の姿があった。 「なんや？これ呪ってんのか！？」 「祝福をしている」という方向に一ミリたりとも思考の針が振れない辺り、もう自分は真っ…

今日も今日とてフラフラと、とある事情で自転車で、街をフラフラしていると。 黒服の男達がなにやら険しい表情をして家の中を睨み付けている。 「すわ、ヤクザの葬式でひと悶着か！」 と思い、遠巻きにやり過ごそうとそろりと進路を変更したところ。 なにや…

「スクールカースト」という言葉に込められた、告発の意図は十分に承知している。 そして、「被差別の実態を隠すことは、問題の解決にはつながらない」という異議もまた一見正論である。 だが、「スクールカースト」という言葉では、あまりにキャッチーさが…

では、そもそも「カースト制」とはいかなるものであったか。この「スクールカースト」という言葉の問題を指摘するにあたっては、なによりもそれが重要な一歩となろう。 カースト〔名〕（英 caste ポルトガル語の「血統」「生まれ」の意のcastaに由来）《カス…

な ん か も め て る とりあえず、先に私がたまに悪魔的にブチきれたりする原因と言うのは、＜ここ＞に書いたようなことで、つまり、個人的にこれまでに受けてきた、肉体的かつ精神的なさまざまの事象が、瑣末な出来事によって止め処なくフラッシュバックす…