「不況をしのぎやすい経済社会は、逆に好景気の恩恵を受けにくい社会なんではないか」

ニートと呼ばれる層の人々がこぼれおちるような*1)そうした(社会の*2)「隙間」をなくし、不景気などのショックに対してロバストな経済・社会構造を考える、という課題はそれ自体としては興味深いが、それは今さしあたっての問題ではない。
それはまさに長期的な課題としてしかありえない。
(おそらくはいかなる意味での「隙間」もまったく無い社会などありえず、そのような「隙間」に対して我々に、究極的には、小手先の対症療法しかなしえない。もちろん「隙間」のできにくい社会を創る、ということの意義を否定するものではまったく無いが。)
個人的には、不況をしのぎやすい経済社会は、逆に好景気の恩恵を受けにくい社会なんではないか、とも危惧する。(『教養』第8章参照。)これは多分平等主義とも関係しそうだ。
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結構じゃあないですか。


「好景気の恩恵」など、ケシ粒ほども受けた記憶がございませんわ。


は?え?バブル?それなんてエロゲ
右肩下がりの底なしの絶望感しか記憶にありませんが何か?


ホント何を危惧されておられるんで?

*1:引用者注

*2:引用者注