NHKの秋葉原特集のオチだけみた感想

とりあえず、「二次元が心の支え」などという「期待された台詞」をカメラの前で言うという蛮勇に及んだ人は、なんというか「脱オタの被害者」に見えた。
名前だけ聞いていた「ひぐらし」って同人ゲームだったのかとはじめて知った。
メイド喫茶のメイドの人が、「ここに住みたい」とか「きっとわかります!」と言っていたのは、逆になんか自分で自分を追い詰めてるような気がした。
オーバークロッカーの人が結婚してるのを見て、結局、心の問題なんかじゃなく、金なんだなあと思った。


……とまあそれはいいとして、問題は番組の印象を方向付けるナレーション。


「この国は経済成長の中で便利なものわかりやすいものばかりを追い求めてきた。でも、「わからないもの」の中にこそこれからの未来があるんじゃないのだろうか。」


とか何とかいった舌の根も乾かないうちに、
「未来の技術立国日本を支えるマイコン少年」なんていう、おっそろしくわかりやすいイメージ
を持ち出して高々と掲げ、


「みんなと同じわかりやすい人も中にはいるんだから、キモイ連中も多少は見逃してやろうね。」


というような、実に「善意」にあふれた暗黙のメッセージを発して番組は終わったのだった。


どうみても「珍獣」扱いです。本当にありがとうございました。