ミクロレベルとマクロレベルを履き違えるとどうしようもないことに

「中国人を、無条件の愛で包む」ことこそが、やはり中国人のナショナリズムを無効化する特効薬、なのかもしれません。
seanの日記 (゜∀゜)カルペッペー! - 中国のナショナリズム

これを一言で言うと、「太陽政策」。
確かに一見もっともな話のようだけれども、個人対個人レベルの対人関係的な規模であれば有効かもしれないけれども、政府対政府という支配関係的な規模になった場合には、それはむしろ有害なのではないのかと。
それで失敗してるのが、韓国の北朝鮮政策じゃないのだろうか。
まあ、もっと視点を引いて、戦争状態を引き起こさないようにしていると見れば有効なのかもしれないが、
無条件の民族愛の結晶たる援助=金が、非人道的政権の温存とその軍事力の維持増大に直結してしまっているということは、この愛という主義主張が、社会構造レベルにおいてはまったく通用しないものであることを示しているのではないのだろうか。
支配層が自らの支配を維持・補完するためだけに、その受け取った愛≒金を抱え込み、分かつべき国民には、敵としての情報しか与えないとなると、それは「特効薬」どころか、「アレルゲン」になるのではないのだろうか。
ことは金に限らず、情報もまたしかりである。


何でもかんでも「愛」を唱えれりゃ解決するってもんじゃない。


馬鹿弟子の説教ごときで改心したマスターアジアは、やっぱ判断を誤ったんだなと思う。