呉竜府だけはガチ(民明書房、2006年)

[ゴルフは中国起源? 12世紀「捶丸」原型説を発表]


【北京26日傍示文昭】中国ゴルフ協会と故宮博物院などの研究チームは26日、12世紀の北宋時代に中国でゴルフの原型に当たる球技「捶丸」が始まっていたと発表、文献などに基づいて復元した木製クラブやボールを公開した。ゴルフは14―15世紀にスコットランドで行われていた球技が起源とされているが、研究チームはこの説を覆し、「捶丸がゴルフの元祖」と強調している。


 「捶丸」は中国で球を打つという意味。研究チームは、1282年に書かれた元代の文献から「12世紀前半の北宋時代に流行し始め、元代には貴族の遊びとしてルールもほぼ確定していたとする記述が見つかった」と指摘し、「元祖」の根拠としている。


 故宮博物院所蔵の明代(15世紀)の絵画にも皇帝や一般庶民が捶丸を楽しんでいる場面が描かれているが、その後、清朝が国民の体育活動を規制したことなどから衰退したという。


 崔楽泉・中国体育博物館研究員は(1)ボールを打って穴に入れる(2)条件に応じてクラブ状の棒を使い分ける(3)小高い丘や木々など起伏のある競技場で行う―など、捶丸と現代のゴルフの共通点は多いと指摘。元代に東西交流が盛んになったことから「捶丸の原型が欧州に渡り、スコットランドに伝わったのでは」と推測している。


来年あたりは、カク=ゴールの実在が証明されてしまうのだろう。