男が嫌いなフェミなんていません!……というのはガセだろ
①
「フェミ二ズム」を理解し,「フェミニズム」を愛し,自分の問題だと思い真剣に考えているオトコなんて,私にとっては不気味な存在だ。だいたい,オトコでいることがオトクな社会で,「女性差別は,僕自身の問題だよ」なんて心の底から言えるとしたら,それは「オトコ社会」とうまくコミットできない「オトコ」たちでしかない。(p.121)②
抑圧・被抑圧といった二項対立をまるで「フェミニズム」が生み出したかのように語っていることが、気になった。「オンナ対オトコ!」なんて言っているフェミなんて、いないのになぁ、と不思議な気持ちになったのだ。(p.132)
①は、あからさまに無意識に差別構造を温存していますね。
②は、学説レベルと俗説レベルを混同していますね。
あるいは、テクスト解釈の自由性や「受容と消費」の視点が射程に入っていませんね。
女でもない、クィアでもない、そして男でもない人間は、今のところ誰にも救われる気配がありませんね。
周囲の全てから仮想敵として否定的に投影され続ける「自己像」を抱えて、いったいどこから来たのか、ご苦労さんね。
↓↓俗流批判についてはこちらを参照。↓↓
Niemals-Gasse - 性差別を助長する俗流フェミニズム