「SF is back ?」SFは帰ってくるのか?

批評家とエンジニアが予測する2045年の世界--プロジェクト「ギートステイト」 - CNET Japan


ただのライトノベルの一種かと思って、まったく興味なかったんだけど、そうかSFをやろうってのかと、ちょっと興味を引かれ中。




そして、情報化社会というのは「社会の成員のほぼすべてが体験する技術革新であった」のだと、あらためながらいまさらながら理解した。
それは即ち、技術革新が社会の構造を確かに変えていくということであり、また即ち社会の成員の精神構造も同時に変化していくということである。
今までだって今だって、もちろんそれそのそういういわゆる、ひとつの科学哲学用語、「パラダイム」という時空間枠の、変換、転換、交換などは、絶えず起こってきたわけだけど、「ばんぱくばんざい」のマンガみたいに、「未来は過去のもの」であるとして、思い出色に脱色されたが、いまこれまでの15年。
それがまあ、塊がごとき思い出世代が、思う存分、後進を踏みにじったあとで退場する段になって、ようやくようやくようやくのこと、「未来が未来のもの」として帰ってくるか?というところなのか。




とはいうものの、その「スクラップ&ビルド」のパラダイムシフトの、「ビルド」の部分がこれから始まるのだとしても、これまでの10年、15年長の「スクラップ」期間に否応なしにたっぷりと身を浸していたもののことを思うと、理想が、希望が、思弁が、未来が、何のいくらの足しになるかと、真実偽りなく思う。




さらに、つたないSF知識を広げてさらってみたところ、サイバーパンクってのはわりかしバッドフューチャー、ディストピア的なイメージで語られることが多いのよね、と。




もひとつおまけに言ってみるなら、サイバーパンク自体がそもそもあの忌まわしい80年代の遺産じゃないのか、と。