優生からの物体Y

愛知県の神田真秋知事が2日、同県自治センターで開かれた新規採用職員の入庁式の訓示で、行政の役割について触れるなか、障害などハンディキャップのある人について「弱い遺伝子、悪い遺伝子を持った方」と表現した。神田知事は、その後の記者会見で指摘を受け、「もうすこしいい表現を使えば良かったかもしれない」と釈明した。

神田知事は訓示で、「全体の奉仕者の考え方」として、「生き物の宿命として、弱い悪い遺伝子も中にはある。そういう弱い遺伝子、悪い遺伝子を持った方、(遺伝子が)表へ出た方にも、やはりきちんとした対応をしなければいけない」と発言した。


asahi.com:愛知・神田知事が「弱い悪い遺伝子」発言、後に弁解 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0402/NGY200704020009.html


普通であれば、もうこれは脊髄反射で[これはひどい][死ねばいいのに]のコンボであるのに、
なんかもう、ホント、最近、むしろ、それそのそういう「素晴らしさ」をもっと具体的な政治制度にしろよ、してしまえよ、という気分になってきている。


問題があるとすればさ、そういう「悪い遺伝子」が、決して「弱い遺伝子」ではなく、むしろ「強い遺伝子」であるということだよ。
「悪い遺伝子」が本当に「弱い」もの=「劣性遺伝であるならば、五百万年の人類史の中でとっくに淘汰されてしかるべきだろうに、それがなっていない。
つまり、その障害だのハンディキャップだのという「悪い」ものが、なぜか「優性遺伝」として「強い」ものとなっていることが、すべての「悪」の根源なんだよ。


「優生思想」なんてヌルいもんをぐじぐじ抱えて隠し持ってたってしょうがないんだよ。
ちゃんとした、具体的で現実的で実効的な「制度」なり、「法律」なりにしろって話だよ。
「昔は良かった」よね。
ちゃんと、「優生保護法」ってのがあったんだからさ。
「生まれた後」でじめじめイヤらしく狡猾に差別を続けられるくらいならさ、「生まれる前」にキッチリ差別しろって話だよ。
もう、ハッキリ、キッパリ、スッパリとさ。


美しい国」に障害者はいらないと、もっとハッキリ言えよ。


「ビジネス社会」に障害者はいらないと、もっとハッキリ言えよ。


そういう風に具体的かつ効率的かつ現実的かつ徹底的に切り捨ててくれるんならさ、
建国神話でもY染色体信仰でも何でもいいよ、『神皇正統記』でもなんでも唱えて帰依するよ。




老人様の言うとおり、老人様は神様です。




馬鹿で間抜けな若者は、みんなそろって死んじまえ。




老人だけが「美しい」。老人だけが人間です。