もはや若者はゴーマニズムの夢を見ない

駅の本屋(品揃えは健全な市民向きでまったく書店の役割を成さない)で、ゴーマニズム宣言の最新刊が出ていた。
曰く「萎えしぼんだナショナリズムに渇」だそうだ。
ようするに、客がいなくなってそろそろ商売上の必死さが如実に表れてきたというところか。
中身を見る。
ナショナリズムに目覚めた若者たち」が希望の星だったのだそうだ。



バブル期以上の就職売り手市場に踊り狂ういわゆる若者の核たる今の大学生なんかはそこにまったく含まれていないと思うのですが何か?



ナショナリズムに目覚めた若者たち」?



それなんてロストジェネレーション?



あぁそうだ、運が悪い人間は自己責任の結果だ。運のいい人間は自助努力の結果だ。
ホント日本は「美しい国」だぜ――