人が変わる年齢というのは他人と同じではない
いくつになっても人は変われると思う - Attribute=51
http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080310/1205122322
「人が変わる年齢というのは他人と同じではない」
といった方が、個人的にはしっくりくるし、なおかつ事実に沿った形容だと思う。
上の記事にはまったく同意する。しかし、「と思う」といった風に個人の感想じみたニュアンスでしか、その事実が受け入れられないという日本社会の「空気」の腐った臭いを同時に感じる。
おそらく問題の根源は「年齢という制度」だと思われる。
誰でもが一律に一定の基準でカウントされ、それゆえにあらゆる偏差を含んだものであるはずの「人間」に対するすべての判断が、年齢というたったひとつのおそろしくちっぽけなモノサシで計られてしまっているところが最大の問題なのだ。
そして、その愚かさを極限まで突き詰めたものが、「新卒採用」という因習であることは論を待たない
この日本という場に必要なのは「雇用の流動性」などではなく、「年齢という制度」あるいは「年齢信仰」を破壊することのはずだ。
そうすれば「売れ残り」なんて問題がなくなるというわけだ。
しかし、現実は「沈黙」する。
テロリズム―歴史・類型・対策法 (文庫クセジュ)
posted with amazlet at 10.03.16