ライトノベルアニメをまったく見ていないという事実
動画化するライトノベル ―次のアニメ化作品はなにか? - ウィンドバード::Recreation
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060424/1145886351
どうも以前から「何か相性が悪い」という違和感があったので、上のリストを参考に、自分の記憶を確かめてみた所……
見事なまでに、自分がライトノベルアニメ(ライトノベル原作のアニメ/アニメ化されたライトノベル)を見ていないことが明らかになった。
もちろん、少しくらいは見たものもあるが、見事に切っている。最後までつきあった試しはない。
今更何でこんなことをというと、『図書館戦争』の第一話を見て、また『狼と香辛料』をちょっと見てみたところ、
「うわあ…生あったかいナリ……」という嫌な汗がぬぐいきれないほどになったため、生理的に視聴を打ち切ったのであった。
マンガ原作のアニメだと文句を言いながらもまだ見れなくもないのだが、ライトノベル原作のアニメはもう見事なまでに切り捨ての嵐である。
『涼宮ハルヒ』も、もちろん見ていない。(読みは「すずのみやはるひ」でいいのか?)
『ローゼンメイデン』が見られて、何でライトノベルアニメが見られないのかが自分でもわからないのだが、事実なんだからしょうがない。
ライトノベルそのものを読んでいないから、というのがやはり大きな理由なのか。
だが、それも「まったく読んでいない」というわけではない。
古い例になるが、昔、『魔術師オーフェン』を友人に「貸し付けられ」て番外編まで含めて全巻読んでいた時にも、本文のかなりの部分を読み飛ばしていた記憶がある。
読む必要がないと判断した過剰な装飾的表現の箇所はすべてすっ飛ばして話の筋だけを追っていた。
番外編のギャグに関しても、正直、「おもしろさ」をほとんど感じなかった。*1
表現か。やはり、何か「ライトノベル的な表現」に対して、自分の中にそれを受け入れられない要素が断固としてあるのだ。
そのさらに前に読んだことのある『すれいやーず』『スレイヤーズ』*2でも、話の筋は追いながらも、その表現の一々に「白々しさ」を感じながら読んでいた覚えがある。
……「白々しさ」か。文体のなせるワザか。
そう言えば、恩田陸の小説を読みかけた時もその文体への違和感に悪酔いし、数ページで挫折していた。
恩田陸はライトノベル作家ではなく「まっとうな」小説家であるが*3、どこかライトノベルに近いポジションを占めているといえなくもない、と勝手に思っている。
やはり、なにか共通の原因がありそうである。
自分がライトノベルから遠ざかる共通の原因が。
ライトノベルを読まないからって「お前が本を読まない人間だからだ」って指摘だけはカンベンな。
部屋の本箱は人を殺せるほどの重さにはなっているはずだ。