平成仮面ライダー(エセ特撮オタクの場合)

クウガ:なんともデザインがオーソドックスな「仮面ライダー」すぎて興味をそそられず、ほぼ一話で挫折。何より、RX以降の最大の変更点として、撮影がハイビジョンカメラとなり、おもちゃ的・小道具的な部分までもがあまりに鮮明に画面に映し出されてしまっていた。そのため、全てをウソで包み隠すフィルムの味への郷愁が忘れられず、挫折。さらに、(RXのことをすっかり忘れて)「フォームチェンジ」があまりに瞬間的なお手軽なものだったため挫折。


アギト:ほぼ上記とおなじ理由で挫折。一時間スペシャルだけ見た。


龍騎:実は映画から見た。「TVシリーズに先駆けて最終回を先行公開」というコピーにまんまとはまった。だが、むしろ劇場ではハリケンジャーのすばらしさに目覚めた。ダジャレ幹部サタナクラ万歳。なんだかんだで大ハマリして、特撮板に張り付いたり極めて特殊な方法を用いたりして龍騎MADを集めまくった。


555:龍騎の戦隊的なおもしろさからうってかわって、あまりにも全てが行き当たりばったりな崩壊脚本。チワワを連れた偽ボブサップが出てきた時点で、キャラクターへの魅力も感じられなくなった。あと、怪人が全部灰色一色というのは意欲的だと思ったが、こういう深夜枠的なのは子供受けしないよなぁと思った。


剣:デザインは良かったはずなのに、内容……というよりも役者のレベルが史上最低だったため全てが台無しになった。最終回のオチも良い役者ではなく普通の役者が演じるだけで盛り上がるだろう所を、最低の役者が演じたためしまりのないものになった。


響鬼:前半はよくできたジュブナイル。後半は出来損ないのおもちゃの宣伝。


カブト:養殖不思議ちゃんがウザかったので切った。あと、カブトのデザインと二段変身のコンセプトが良かったはずなのに、マスクドフォームがサナギマン的な扱いすらされずに、あっという間に忘れ去られたあたりで見る気無くした。最近、地獄兄弟のために見直すべきかと思案中。


電王:すべてモモタロスのおかげ。アニオタ層をうまいこと取り込んだなぁという印象以上に、キャラクターの掛け合いが楽しかった。


キバ:電王の貯金を一気に使い果たした駄作。斬鬼さんの魅力をもってしてもぬぐいきれない失敗。父親の若い頃の役者の奮闘だけでなんとか興味を保っていたが、作品全体としての脚本の流れはともかく、各話ごとの脚本が破綻しているためドッガハンマーのショボサが際だったあたりで挫折。

<元ネタ>
平成仮面ライダー - finalventの日記
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081201/1228130041