幸福の科学的実現についての印象論
タイトルが語義矛盾のような、いやいや新自由主義的に極めて論理的に正しいような。
彼らの「宗教」観というのが、非常に稚拙、言葉を換えれば極めて一般的なレベルであることは知っているのだが、さてそれがいざ「宗教と政治の協力」というコンセプトで提示された時に一体何を意味しているのかさっぱりわからない。道徳レベルで哲学を騙られても困る。
党首に教祖が出てこないというのも、いわば党というのが事務レベルの集団だと捉えれば、そんな雑事に「神」の手を煩わすこともないだろうと理解できる。池田大作だって、公明党の党首ではないわけで。(文字通り、大川隆法は現人神を名乗っている。……又吉イエスとはいろんな意味でレベルが違うが)
宗教的カリスマの顔というのは、あくまで内部集団に身を置いてこそ価値のある顔となるので、表に出さないほうが正しい。という婉曲な表現で、「豚ナマズ顔」という比喩表現を避けてみるテスト。
宗教教団の宗教活動・布教活動以上のものには見えない。せいぜい「政治ごっこもできる立派な教団」か。ただ、公明党も然りなので、その程度で十分なのだ日本という国では、とまた絶望する。
無駄に豪華なスタッフが製作するアニメ映画スポンサーとしても有名であったが、政界進出に辺り、今後アニメ界は幸福のおこぼれに預かれなくなるのではないだろうかと邪推。その分、パチンコ賭博産業と癒着するから大丈夫ですかそうですか。
そういえば、書店に優しい「ベストセラー」出版元でもあったなあ。例によって本の宣伝がされてるので、選挙期間中にはまた大量にタダで配られたりするのだろうか。そりゃ選挙違反か。でも、公示前に配り抜けるくらいのことはやりそうだ。その時には是非大量に集めたい→そして売りさばきたい→幸福実現!!
なんかもうなにもかも投げ出したあとの気分なのでほいほい投票してしまおうかとか思ってもいたがざっとサイトに目を通すという作業をしただけでそれが無理だということが明らかになってしまったのであった。