「解雇されたら税金で食え」と言い放つ、ワーカーズコープ(労協センター事業団)を、許してはいけません。(転載歓迎)

**以下・転載歓迎**

●ボランティアセンターのYさん事件・仮処分申し立ての審尋(審理)六回目があります。

職場の労働組合の書記長のYさんは、名古屋市の施設であり、
指定管理者であるNPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)が運営する
なごやボランティアNPOセンター(http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/)を
解雇になりました。
解雇理由は、センターで発生した情報流出事件の責任を一方的に押し付けられ、
当局に何時間も監禁査問されても
「自分がやったと認めないことを」理由に解雇されるという無茶なものでした。

NPoセンターでは、情報流出事件以前にも労組との間で労使紛争が紛糾しており、
10名に満たない職場に、本部からほぼ同数の「援軍」がやってきたり、
Yさんは、大幅なシフト削減により家賃を払えずホームレス化してしまったり、
わけの分からない事件が多発していたさなかの出来事でした。

Yさんは現在、監禁による後遺症に苦しみながらも、
解雇撤回と地位確認の仮処分申し立てを行っています。

3月16日、11時00分から地方裁判所にて、第六回目の審尋(審理)があります。
応援してくださる方は、11時少し前に、名古屋地方裁判所の2階ロビーにお越しください。
仮処分の審理は1時間ほどで終了し、2階のロビーにて報告を行いますので、
その時刻にお越しいただいても結構です。

*:なお、今回の相手「NPO法人ワーカーズコープ(労協センター事業団)」とは、
現在国会で話題になっている『協同労働の協同組合法(労協法案)』の対象となる
労働者協同組合(ワーカーズコープ)」の中で日本でもっとも大きな組織です。
要注意です。


●今回まで仮処分のあらすじ…

Yさんは、不当なシフト削減と組み合い潰しを行い、
情報流出事件の責任を一方的におしつけた、
NPO法人ワーカーズコープ(http://www.roukyou.gr.jp/main/)に対して、
解雇の無効と職場復帰を求めて提訴しました。

NPO法人ワーカーズコープは解雇の理由として…
労働契約ではなくて「集団的自己雇用関係で」である、
名古屋市に発禁を求められた情報誌をYさんが勝手に発行した、
Yさんは職場会議を無断欠席した、Yさんは態度が悪い、などをあげてきました。

ところが、ワーカーズコープ側からの証拠資料には、
名古屋市による情報誌禁止の事実もなく、
情報誌を勝手に発行した話も、他の職員の話でした。

Yさんが「従わなかった」業務命令は、実は女性差別的の内容であり、
Yさん以外の現場職員の反発によって霧散してしまっていたものでした。
無断で欠席したとされる会議は、業務ではなく「QCサークル(*)」状態でした。

Yさん側は、Yさん自身による詳細な事実を記した供述書を提出するとともに、
労働組合委員長の供述書、NPOセンターの利用者による供述書も提出しました。

Yさんの供述書は「組み合い潰し」「脳内出向」などをはじめ、
ワーカーズコープが名古屋市の指定管理の施設内で、
いかに無茶な運営をしているのかを述べたものでした。

前回の第五回審尋には、ワーカーズコープ側は当局側の職員KY氏を伴って登場。
Yさん側はふれあいユニオン委員長の酒井徹氏が参加しました。
そして、ワーカーズコープは驚くべき主張を展開します。

Yさんはインターネット上で、
別名でワーカーズコープを誹謗中傷しており迷惑している、との事実無根の主張を行いました。
ところが、そのように主張するKY職員こそが、
かつてインターネット上で匿名で労組の誹謗中傷を展開したり、
センターの利用者にたいして、勤務中に労組の悪口を吹聴する、
などのことをしていた職員なのでした。

さらに、ワーカーズコープ側は「組み合い潰し」のために、
増員組として登場した本部職員に供述書を提出させ、Yさんの仕事振りを非難、
さらには、ワーカーズコープの監禁査問によって精神病となったYさんにたいして
「ほんとうに病気かどうか疑わしい」などと主張させました。

もっとむごいことに、組合潰しのシフト削減によって家を失い、
「朝までやるぞ」といわれ監禁査問されて病気になり、
生活保護でなんとか生活するYさんにたいして
生活保護があるのだから、賃金の仮払いは必要ない(解雇されたら税金で食え?)」
などと言い放ったのでした。

これに大しては、Yさんも弁護士も絶句。
「社会的使命」があるはずのNPOの主張とは思われない内容に、困惑の色が隠せませんでした。

労協法案が議論されている最中、
日本最大の労協(ワーカーズコープ)が言い放つ内容として、
はたしてこれは、妥当な内容といえるでしょうか?

次回の審尋では、証拠提出も終わり、双方共に、最後の反論を展開する予定です。
みなさまのご注目を、よろしくお願いいたします。


●ボランティアセンターのYさん事件・仮処分審尋第六回

日時:3月16日11時00分から
場所:名古屋地方裁判所…11時少し前に、名古屋地方裁判所の2階ロビーにお越しください。


*:QCサークル活動
トヨタ自動車で行われていた時間外活動。
生産現場の従業員が勤務時間外にグループで生産性向上などに取り組むQC(品質管理)サークル活動。自主的な活動とされながら、生産現場の従業員約4万人の全員参
加が原則となっていて、活動の成果は人事評価の対象となっている。このため、位置づけが不明確で、サービス残業の温床となっていた。
2007年11月の名古屋地裁がQCサークル活動についても「業務と判断するのが相当」との判断を示した。


関連記事
JANJAN記事・なごやボランティアNPOセンター問題:
・「首を切られたら税金で食え」というワーカーズコープ 2010年03月10日
(http://www.janjannews.jp/archives/2844963.html)
・Yさん=さとうしゅういち? ワーカーズコープが驚愕の主張 2010年03月09日
(http://www.janjannews.jp/archives/2842626.html)
NPOセンター労組書記長解雇事件、経営側の矛盾点 2010年03月08日
(http://www.janjannews.jp/archives/2835208.html)
・「ボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、ついに第5回審尋へ 2010年02月15日
(http://www.janjannews.jp/archives/2610557.html)
・なごやボランティア・NPOセンター労組書記長解雇事件、第3回審尋 2010年01月07日
(http://www.janjannews.jp/archives/2181711.html)
・「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第2回審尋 2009/11/11
(http://www.news.janjan.jp/living/0911/0911102939/1.php
・「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋(2) 2009/10/15
(http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910141606/1.php)
・「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋 2009/10/13
(http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910121561/1.php)
・解雇された組合書記長、NPO法人ワーカーズコープを提訴 2009/10/06
(http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910051242/1.php)
・なごやボランティアセンター「ホームレス職員」に懲戒解雇強要 2009/06/23
(http://www.news.janjan.jp/area/0906/0906215505/1.php)
・ホームレス支援のアルバイト職員自身がホームレスに 2009/06/10
(http://www.news.janjan.jp/area/0906/0906074685/1.php)
・なごやボランティア・NPOセンター 当局の大掃除で大混乱 2009/04/13
(http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904111351/1.php)



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**以上・転載歓迎**


MLより転載